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	大正×対称アリス　all in one 発売元 プロトタイプ 機種・その他 2016年6月2日発売 vita 6500円＋税 夢見るおとぎ話アドベンチャー 個人的評価 総合評価 ★★★★ 物語、として面白い シナリオ ★★★ 話は面白いが後半から萌えが行方不明 グラフィック ★★★★ 可愛らしくも美しい絵柄が素敵 音楽 ★★★ ＯＰがエピソードごとにアレンジされてて聞き応えあり ボイス ★★★★ フルボイスで皆うまい システム ★★★★ 選択肢ジャンプなどもあり快適。ガチガチの攻略制限有り キャラクター ★★★★ みんな個性的で可愛いです 難易度 ★★★ 良く死ぬ。結構難しいかも 脇カプ度 ☆ 完全一途なんだけど？ 備　考 ありす 主人公。万能属性な少女。 シンデレラ 自信家なお兄さん 赤ずきん 真面目な警察官？ グレーテル ヤンデレ気味の弟属性。主人公至上主義。 かぐや はんなり京男風。女性にもてる 白雪 物静かで引きこもり気味の美少年 魔法使い 胡散臭い青年 アリス 金髪碧眼の超絶毒舌少年 ここが○ キャラクターが毒舌満載個性的で会話が楽しい 主人公がメンタル最強で楽しい システムが快適 絵が美しい PC版4本が1本にまとまっていてお得 ここが× 真相ありきの展開で萌えがすっ飛ぶ 真相が賛否両論 主人公のアクの強い性格が賛否両論 後半の伏線回収が同じシーンの視点違いが多くだれる 乙女ゲーなのかどうか悩ましくなる 文章の癖がある ストーリー紹介 そこはあべこべな世界、鏡の国 主人公の「ありす」は性別が逆転した童話の世界の住人たちと恋に落ちていく。 シンデレラ、赤ずきん、かぐら、グレーテル、白雪、みんな男性。 これは王子様を救うおとぎ話 主人公は果たして彼らを救うことが出来るのでしょうか？
	その他・感想 死神と少女を書いたライターさんの作品だそう。 元はPCゲームでEP1から４まで各3000円くらいのオムニバス。 Vitaでは1本にまとまっているので大変お得です。 死神と少女は主人公が電波としか思えなくてリタイアしましたが、こちらは面白かったな。 でもやっぱり主人公はかなり個性的です。 シナリオ 真相ありきの物語です。 冒頭に攻略キャラを選択して最初から個別ルートな作り。 EP1から4まで徐々に真相に向けて収束していきます。。 実はうっかりオチのネタバレ見ちゃって何となく知っててやりました。 知っててやると驚きはないけど序盤からこれはアレかな？的な推理が出来て楽しいかも。 逆に何も知らずにやれば衝撃を持って終幕を迎えられるんじゃないでしょうか。 代わりに、これ恋愛ゲーなの？ってぶん投げたくなるかもしれませんが。 どっちがいいかわからないという意味で色々問題作な感じ。 主人公は英語混じりのルー語喋りな可愛い女の子。 鋼メンタルで何があってもめげない前向きさと垣間見える腹黒さは凄いの一言です。 個性バリバリで個人的には好きなんですが、クセ強すぎて賛否分かれそう。 結構説教臭い部分もありますし。 攻略キャラクターも皆揃って毒舌気味でいいキャラしてて会話が楽しいです。 テーマとは関係なく気楽に恋愛してる話が見たくなります。 自ルート以外のキャラはサブキャラとして登場するのですが、キャラは皆好き！ ストーリーはＥＰ１がコメディ調の恋愛モノ。 ＥＰ２がヤンデレ物の恋愛。 ＥＰ３は真相ルートで最後がエピローグって感じでした。 純粋に楽しかった！ってのはＥＰ１だけかも。 システム 移植をしたプロトタイプはいつもシステム快適。 スキップ、選択肢ジャンプ、ボイスセーブにバックログと十分です。 攻略順を公式が守らせるためにガチガチの攻略制限というかＥＰ順にしかプレイ出来ないので好みのキャラからいくとか出来ないのは不便かも。 グラフィック 音楽はＯＰ曲がいい感じ。 epごとにアレンジが変わります。 アップテンポだったり静かな曲だったり。 PC版当時の特典以外でサントラが手に入らないのは惜しい。 ＢＧＭはごく普通な感じでした。 邪魔にはならないけど、記憶にも残ってないという。 絵は柔らかな色合いと可愛らしいデザインで好みです。イベントＣＧはあまり多くない感じなのがちょっと残念かな。 感想 EP１の二人は純粋に恋愛ゲーとして楽しめました。 シンデレラと赤ずきん。 最後までやってもこの二人が好きだったな。 他シナリオで顔出ししてるときもついシンデレラばかり見てしまうくらいには好みでした。 ヤンデレ主人公至上主義なグレーテルも面白くて好きなんですがストーリーはストレスフルだったしw 毒舌大王なアリスも好みだったけど、恋愛としては短すぎたし。 全体通して見ると物語としてはまとまってるけど、恋愛物としてはちょっとって印象があるかな。 別に直接的な表現はないけど、若干グロいシーンもなきにしもあらずだし賛否あるかと。 エピローグ周辺は伏線回収のために小出しにしていた会話を通して見せられたりするので、同じシーン３回目とか･･･思わず未読スキップ使ってしまったり。 割と好きなゲームですが、後半からは完走するためのノルマプレイでした。 あと、シンデレラ！ シンデレラが出ると癒される！ FDが楽しみ！ (2017.11.11記) ネタバレ感想 ネタバレですよー！ シンデレラが好きだーーー！ EP１の二人は本当に面白くて笑ったり萌えたり忙しかったです。 主人公のメンタル強！って笑ってられたのもこの頃。 金持ちのボンボンと婚約者になってしまった主人公。 相手の本性を探るために彼の経営する喫茶店に住み込み従業員として潜入。 デコピンされたりツッコミ入れられたりしながら徐々に仲良くなる。 実は彼に浪費癖があること、父親が借金まみれで主人公の家の財産目当てだったこと、などが明らかになる。 それを知ってもシンデレラを好きになったので気にしない主人公と、彼女に迷惑をかけないために身を引くシンデレラ。 それまで超前向きで借金にも全く動じないアクティブだった主人公が、シンデレラに置いていかれて泣き崩れるシーンは切なかったです。 まあ、その程度で負ける子じゃなかったですけどね。 シンデレラを探し出して力技でハッピーエンド！(主人公が開いた舞踏会に自作のガラスの靴を持ってシンデレラが現れる) 主人公強っ！って思いました。 シンデレラも職人として再起したし。 シンデレラとありすの会話もコメディ調で楽しかったしお気に入りルートです。 赤ずきんも好き。 脅迫状が届いた主人公の元へやってきた警察官の赤ずきん。 主人公の警護をするうちに二人は仲良くなり、実は赤ずきんが超純情な事実とか発覚してかわいかった！！ 幼い頃、優しくしてくれたおばあさんの病床に駆けつけたものの彼女が呼ぶのは本当の孫。 しかし彼女の本当の孫は今来られない。 思わず孫の振りをしてしまった赤ずきんはその後ろめたさから心を閉ざしてしまう。 そして、孫が駆けつけれなかった原因を主人公の兄だと逆恨みし、主人公に脅迫状を送っていた！？ （ちょっとした事故で赤ずきんの友人が溺れかける。その友人を助けてくれたものの、友人と赤ずきんを勘違いしてしまったのが主人公の兄。） 実は赤ずきんの友人から話を聞いて全て知っていた主人公。 過去と脅迫の事実を赤ずきんが打ち明け、謝罪してハッピーエンド。 純情青年とのほのぼの恋愛、楽しかった！ グレーテル 初っぱなからグレーテルに監禁されてて、プレイヤー的にはストレスマックス！ でも、主人公は義弟であるグレーテルが好きらしいので仕方なく。 ねちねちなぶってくるので、とっとと逃げろよ！って思うんですが。が！！！！！ 優等生であるべく努力していたのに主人公と血が繋がっていない事を知ってから荒れていたグレーテル。 恋心と家族としての関係の間で葛藤して病んでしまう。 挙げ句に主人公が同級生から暴力を受けた事で激昂し、相手を半殺しの復讐！ 引き裂かれる事を恐れた二人は逃亡。 とかいう事実が徐々に明らかになってました。 主人公の記憶が混濁してたのはグレーテルが自分に処方されてた安定剤的な薬を飲ませてたっぽく。 全体的に薄暗く病んだ雰囲気のストーリーであんまり好きじゃないかも。 グレーテルは面白ヤンデレキャラなんですが。 結果的にはグレーテルは主人公への恋心を優先し、結婚すれば正式な家族になれるじゃん！って開き直ってました。 かぐやもヤンデレ 記憶喪失のかぐやと出会って5分で付き合うことになった主人公。 彼の記憶を取り戻すために奔走する事に。 実は幼い頃から虐待＆親戚たらい回しで希死念慮バリバリのかぐや。 死のうとするがくやの前で主人公がナイフを腹に突き立て、大事な人が目の前で死ぬのはイヤでしょう？と身を持って教えたような話。 あんまり燃えなかったよ！！ もう真相への謎解きルートに近くて楽しむ余裕ない！！ 白雪 攻略制限でＥＰ３は魔法使いより先に彼しか出来ない。 白雪に一目惚れの主人公がモーションかけまくりの出だしは面白いけど。 付き添いしてくれる優しい兄の赤ずきんもかわいいけど！！ この世界は夢。 白雪の見てる夢。 死んで腐っていく母親の側にいて病んだ白雪が夢に閉じこもっていた世界。 白雪を目覚めさせるために奔走した主人公も彼の夢の中の住人。 白雪は真相を知り、彼の目覚めを望む主人公のため現実に戻る決意をする。 以上、終わり。 どこに萌えがーーーーー！？ 攻略失敗するたびに魔法使いが出てきて主人公を殺してくれます。イヤーーー！(それ見ないと魔法使いルート開かない鬼畜っぷり) 魔法使い 主人公は今までの攻略キャラ5人とさっさと結婚しないと殺すぞみたいな脅迫状が来て、魔法使いがそれを捜査する探偵として登場。 しかし、実は魔法使いは狂言回しであることが回想シーンより発覚。 実は今までの攻略キャラは全員アリステルという青年の多重人格たち。 魔法使いは彼らを統合するために医師に作られた人格。 しかし、彼らを統合する気のない魔法使いは医師から失敗作として切り捨てられてしまう。 そんな彼の存在に唯一気付いたのは、アリステルを愛する少女ありす、彼女は魔法使いと仲良くなり、アリステルを救うためにトラウマまみれの他の人格たちを救うストーリーを作らせる。 そう、プレイヤーが主人公だと信じていたのは本物のありすがアリステルの夢の中に作り出したもう一つの人格。 多重人格達を救い、ハッピーエンドに導くための駒。 失敗すれば魔法使いが殺してリセット。 何なんだ、それは。 ちょっとプレイヤー的には痛々しい真相ですよね。 ああ、魔法使いも毎回好きな人そっくりの子を殺すんだからつらいけど。 今回のありすは魔法使いを救うための人格で、何となく彼の傍にいることになるラスト。 魔法使いはあくまでも本物のありすが好きなんだけどねー。 なんなんだ、それは。 最早恋愛ゲーなのかどうかもわからない。 一人脳内恋愛見せられてたのか。 魔法使いがいつも連れてる黒猫はどうもこのありすらしい。 そしてエピローグ。 今までの多重人格達が抱えてたトラウマが全部本来の人格アリステルが経験した悲劇であることが語られるわけですが、セリフとかシーンがアリステルになっただけでどれもこれも今まで他キャラで見たシナリオと同じ。 正直面倒くさくてボタン連打でした。 あ、ここではハッピーエンド後の各キャラの元へ記憶を失ったありすが現れて・・・ってシーンがあるんですが、シンデレラが可愛い！ やっぱり例え一人脳内恋愛劇だとしてもシンデレラは可愛い！ 記憶喪失になった(と思っている)ありすがアリスを押し倒しているシーンで固まってたり、色々。 結局このありすはアリス救済用ありすでした。 ここでアリステルも登場。 本物のアリステルは多重人格達と会話したくて睡眠薬多量摂取でこん睡状態になっていたのでした。 各人格たちはこのルートで自分たちが多重人格の一人であることを思い出し、それでも夢の世界のありすと幸せに過ごせればいいや。 もう表に出てアリステルの生活を乱すより夢の中でずっと過ごすよーと話し合って解決。 デモクラシーだね、 大正デモクラシー？とかわけのわからないこじつけでタイトルの大正部分の伏線を回収。 アリステルは目覚めて本物のありすと喜び合ってハッピーエンド。 正直、アリステルには全く萌えないしどうでもよかったので、真相はどうでもよかったです。 毒舌な方のアリスもありすと幸せになって良かったね、恋愛過程特に無かったけどね、な感じでした。 毒舌アリスは長セリフがいっそ面白くなってきてて(各シナリオで毎回出てきては毒舌吐いてた)好きだったのでもっとちゃんと見たかったかも。 まあ、何はともあれシンデレラ可愛かったから、脳内恋愛でもいいや、シンデレラ幸せなら。 ん？EP2〜4はそんなに必要なかったかな？とか思いそうになるゲームでしたが、楽しかったです。 シンデレラゲー！！！ オオカミと兄も好きだけど、脳内一人恋愛である以上、落としようも無いんで割愛。

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