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	戦国姫歌〜時果の契り〜 ※レビューはスイッチ版準拠 発売元 D3パブリッシャー 機種・その他 ios、アンドロイド(各キャラ480円、)PC ニンテンドースイッチ(1580円) 2015年から順次発売。スイッチ版は2018.06発売 個人的評価 総合評価 ★★★★ 最後までやると面白い！と感じるタイプのゲーム シナリオ ★★★ 元スマホゲーらしく薄味コンパクト。でもきちんとまとまってる。 グラフィック ★★★ 絵は可愛らしくて好み。 音楽 ★★★ 意外と盛り上げてきます。 ボイス ー 無 システム ★★★ 章ごとのセーブが邪魔。あとは問題なし。 キャラクター ★★★★ 割とみんな魅力的 難易度 ★ 何選んでもハッピーエンドに行けそう 脇カプ度 ☆ 無 備　考 小夜 とある国の姫。可愛らしい外見と裏腹に結構気が強い。弓もなかなか上手い。名前変更可。 真田幸村 主人公の弟役として呼び出された武将。大らかで親しみやすい。 竹中半兵衛 主人公の許婚役で呼び出された知将。冷徹な一面もあるが・・・？ 伊達政宗 主人公の弟の友人役で呼び出された武将。寡黙で料理好き。 風魔小太郎 呼び出された忍者。陽気で楽しい。 織田信長 主人公の父親役で呼び出された武将。言わずと知れた天下の信長です。 ここが○ きちんと段階を踏んで恋愛している 絵が可愛い 1周目はそれなりに楽しい 時代の雰囲気を壊さない文章 ここが× 有名な武将を呼んだ意味がほぼない 話が短めでやや薄い イラストの表示が雑 攻略キャラ以外立ち絵が一切ない 後日談がつまらない ストーリー紹介 戦国時代のとある国。 何不自由なく暮らしていた姫だったが、ある日突然の鬼の襲撃で全てを失う。 燃え上がる城。 襲い来る鬼の群れ。 姫の命も最早これまで、というその時、 彼女は不思議な力が宿るという家宝の懐剣に助けを乞うた。 すると、失われた家族の代わりに名だたる武将達が召還され・・・。 果たして彼女は武将達と共に鬼を打ち破ることが出来るのか！？
	その他・感想 「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」や「神学校」の草香祭さんがシナリオ！ (もうゲームのシナリオはやらないと言ってるっぽくて残念) と、いうわけで普段スマホゲーはやらないんですが、スイッチ移植を機に手を出してみました。 シナリオ スマホゲーらしく薄めで短め。 １ルート2時間いくかいかないかでクリア出来るかな。 滅び行く城の中で姫は宝剣に祈り、武将達が呼び出されます。 彼らは記憶を改竄され、主人公の亡き家族の代わりとして城を守るために戦うのです・・・って感じ。 そう、記憶ないんですよ、武将達。 だからほぼオリキャラ。有名武将の意味ナシ！ やりながら何度、これオリキャラで良かったんじゃ？と呟いたことか。 彼らは違和感を抱きつつも主人公の家族の記憶を植え付けられているので、そういう風に振舞うわけです。 弟役：真田幸村 許婚役：竹中半兵衛・・・ってな具合に。 主人公はそれに罪悪感を持つわけですが・・・まあ、楽しいのは1周目だけかな。 2周目以降は鬼への対処法やED分岐の場所がわかってしまっているのでハラハラ感がほぼなし。 短いながらも仲良くなる描写はちゃんとあり、それなりに楽しめます。 やっぱりスマホゲーの薄シナリオでも草祭さんはそこそこ読ませてくるなあなんて思いながらやってました。 主人公も足手まといにならない程度に弓が使えたり、とプレイヤーのストレスにならない良い子です。 正直それでも3周目辺りからは消化試合化してましたが。 尚、伏線回収の織田信長だけは、これぞ真骨頂ってな面白さがありました。 公式の推奨通り彼は最後にプレイすべき！ 個人的に好きなキャラはいつでも主人公に好意的でちょっと焼きもち妬いてる可愛い真田幸村 シナリオがぐっときたのは初回プレイに選んだ竹中半兵衛とラストの織田信長かなー。 あと、文章は非常に読みやすく、当たり前ですが時代物としての没入感を削ぐカタカナ使用などはありませんでした。 EDは一人2種類。 分岐はわかりやすく表示されるのでそこでセーブすれば大丈夫な親切設計。 不満点の後日談がつまらない、ですが。 本編とＥＤの間を描いてる中途半端な感じなんですよ。 例えば、ＥＤで死んでたりするのに、わざわざ後日談と称して本編後から死亡ＥＤの間とか描かれてたりします。 空しい。 死亡する結末を知りながらそこに至る前のわずかばかりのイチャつき見せれらても空しい。 もしくは生存ＥＤだとしてもＥＤでは解決してる悩みをぐだぐだ言ってたりする。 無駄すぎて眠い。 スイッチ版は全部込みなので読んでも読まなくてもいいですが、スマホは別売りっぽいので買ったら後悔しそうです。 システム まあ、普通かな。 未読既読の判別なしスキップとクイックセーブ・ロードがあります。 動作はスイッチ版もスマホ版(無料の1章だけやってみた)サクサクでした。 スイッチ版はコントローラーでもタッチ操作でもOKなので快適。 強いて言えば章の終わりに毎回セーブ確認してくるのが鬱陶しい。 盛り上がる章の終わり、突然ぶつ切りにされる音楽。 ポップアップするセーブしますか？のウインドウ。 何度没入感削がれたことか。惜しい。 グラフィック 可愛い系の絵柄です。 DSのADV、裁判員とか描いてた人だー。普段は割と男性向けの絵を描いてる人らしいです。 あと、本人が裏話として語ってましたが、武将達の鎧が軽装なのはがっつりしたの描いたら「抱きしめてアイアンメイデン状態(つまり主人公に刺さりそう)になって没くらったとか。 それなら仕方ない、納得しようｗ イベントグラフィックは少なめ。 一人当たり5枚くらい、かな？ あと本当に攻略キャラにしか絵がありません。 せめて女傑EDではしたたかな主人公の絵が欲しかったぞ！ どうにも簡素な雰囲気です。 それから、イベントグラフックですが顔アップドーン！みたいなのばかりだなと思っていたら、元がスマホゲーで縦表示だったので、縦の絵の一部だけを切り取って表示しているようです(スイッチ版) おかげで絵が残念なことになってます。 スマホ版はちゃんと表示されるのに、何故！ 小太郎のEDなんか主人公が手を伸ばしてる部分が切り取られてて臨場感オフされてました。 残念すぎる。 一応、クリア後のギャラリーでは見られるけど・・・それじゃ意味ないよね。 感想 全部込み1580円なら十分楽しめました。 スマホ版だとキャラごとに買うみたいなので好きなキャラだけ見るならスマホの方が安いかも。 全部買うなら断然スイッチの方がお得。 シナリオ等に変わりはなく、どれ買っても同じっぽいです。 絵の表示だけはスマホに軍配上がります。 でもスマホ版は何故か主人公のデフォルトネームが山田花子なんですよ そのまま適当にプレイしたら「花子、花子！」って呼ばれて笑った。 スイッチ版は小夜です。 4人プレイした上で真打の信長をやると色々な意味で伏線回収してて楽しめます。 割と中盤ダレてたけど、信長ルートは楽しかった！ 草香祭さんのゲームが遊べたというだけで個人的には大体満足です。 お手軽なボリュームのゲームもたまにはいいかも。 (2018.08.05記) ネタバレ感想 ネタバレー。 何だかんだと一番好きなのは竹中半兵衛。 初回プレイしたからかな。 顔で選びましたｗ 許婚ポジにされてしまった竹中半兵衛。 呼び出された世界でも冷静な軍師としての腕を存分に振るうわけですが、元々の許婚が主人公に抱いていた恋心まで引き継いでしまったために大混乱。 記憶の歪さや主人公の態度から色々疑念を持ちつつも、恋心も抑えられない。 その上で、主人公が事情を話せないと言ったら唐突なエロ展開へ。 事情を聞かない代わりに、夜毎主人公を慰み者にします。でも、一線は越えない。 当然、城中でも主人公の悪い噂が広がって・・・・・・。 元々、半兵衛に惹かれ始めていた主人公と和解するわけですが(あくまで病気の看病をしてもらってただけと主張して姫の悪評を押さえ込んだ)、その頃にはすっかり病魔に侵されてしまっている半兵衛。 主人公から聞いた童歌を手がかりに鬼の首領の居場所を突き止めて勝利ED。 (古に主人公の先祖に挑んで敗れた六角家の当主が即身仏となって呪いをかけてきていた) 分岐はDEAD　OR　DEAD？ 選択肢の意味ーーー！ マルチエンド、どっち行ってもBADな人でちょっと凹みました。 半兵衛と結ばれ、半兵衛の元いた世界に飛ばされて一度は離れ離れになるものの、再会後すぐ死亡。二人して衰弱死的なやつ。 もう一つは、城に残り養生するも病魔は忍び寄り、半兵衛は主人公に看取られED 主人公を慰み者にしていた時も病がうつることを懸念して、体は重ねず、口付けすらしなかった。 「面白うございました」と言い残して息を引き取った彼に死後初めて口付けてED。 ちょっとぐっときました。 切なくて泣きそうだったので、バッドエンド嫌いだけど半兵衛のこのEDは気に入ってます。 続いて真田幸村 大らかで裏表のない感じでキャラ的には一番好き。しかし、シナリオ的には記憶が薄いｗ 弟ポジにされちゃったけど、主人公のことが好きで仕方ない幸村。 主人公をよくタヌキなんてからかって仲良し双子をしていますが・・・徐々に仲を深める二人。 しかし、城中では二人は姉弟。 もちろん、主人公はそうじゃないことを知っているが、真実を知れば幸村は元の世界へ帰ってしまうかもしれないと危惧して言い出せない。 そうこうするうちに半兵衛が病魔に倒れて最後の策を授けると共に死亡。 主人公の童歌なしでも真実にたどり着いたっぽいな、半兵衛。 この辺は1周目とほぼ同じ感じで記憶が薄い。 半兵衛ルートと同じく城の守りを任される幸村ルート。 今度こそ生き残るかなー？と思ってたら幸村の世界へ帰還すると二人とも死亡。 またか、おい！ もう一方は残留ED 鬼に勝った後、他の4人は帰還。 残った幸村も家臣たちの記憶から消えてしまう。 戦後処理で主人公に巡ってきた縁談も、尼になりますの言い訳で回避して幸村と駆け落ちED的な。 幸せそうで実に良かった。 尚、幸村に真相を告げたらよくわからんけど姉弟じゃなくてよかったくらいの軽い感じで流されました。 可愛いな。 そろそろダレてきた3週目、伊達政宗。 言わずと知れた独眼流さんですが、自分が何で隻眼なのかも思い出せなくて困惑中。 主人公に弓を教えるという流れで親しくなります。 弓の勝負で勝てたら「嫁御にして」って言ってみようと企む主人公に萌えました。 嫁御って言い回しがイイ！ 弟の友人の代わりにされた政宗は、成り上がりのため、主人公とは釣り合わないと周囲から思われてる設定。 幸村に様を付けて呼ぶのが違和感すぎていつも困惑している感じ(まあ、本来は敵だし？)。 大体同じ流れで半兵衛が策を授けて死にます。 出陣組みの政宗のピンチに弓を担いで参戦する主人公。 地に開いた地獄の穴の向こうに宿敵六角を見つけて射抜いてED さあ、今回もDEAD　OR　ALIVE?と思いきや両方生き残るハッピーエンドオンリー！？ それ、一つ半兵衛に分けて下さいよおおおおおおお！！ 帰還EDは記憶を取り戻した伊達政宗の妻として、有名な三日月みたいな兜の政宗とハッピーエンド。 残留は、政の手腕で戦後処理をバリバリこなして信頼を得た政宗と主人公のハッピーエンド。 幸せでよかったねー。 消化試合の風魔小太郎 忍者です。 元々、主人公の家に雇われる予定だったけど死んじゃった忍者の代わりに。 なんか元々の忍者が主人公に一目ぼれしてたっぽい？ ん？んん？許婚に弟に忍者？ なんか主人公にデフォ惚れ多いな、これがお手軽スマホゲーか。 朝に夕に部屋に忍び込んでくる小太郎と段々親しくなる主人公。 明るい小太郎とのやりとりは読んでて楽しかったです。 まあ、主人公が教えた隠し通路で鬼を拷問したりしてたけどｗ いつも通り半兵衛が策を授けて死亡。 六角倒してDEAD　OR　ALIVE? 帰還EDがいい感じ。 盗賊の妻になっちゃったけど、これはこれで幸せになれるかな？と思ったら捕縛された小太郎処刑＆待ちながら衰弱死の主人公でした。 最後、幻の小太郎が迎えに来るシーンのイラストがカットされてて主人公の差し伸べた手が見えないの本当に残念。 残留は一度は別れた二人。 国が立ち行くようになったら迎えに来てねED. 基本的にはアレだな。 家臣とか見捨てて愛しい人と二人の逃避行EDすると帰還で死亡な感じだな。 どっち行っても死ぬ半兵衛とどっちでもハッピーな政宗の落差はどうにかならんかったの？ で、真打、織田信長 攻略対象なのにまさかの主人公の父ポジ。 幸村以上に背徳感溢れまくりです。 しかも、ここまでのプレイでわかってますが、信長さんは異世界に召還されたっぽいの気付いてるー？！ 父から迫られるっていう展開にゾワゾワしてた主人公も、信長が父としてではなく信長として迫ってると知ってちょっと安堵。 とはいえ、傍目には娘に手を出す父親なので超居心地悪いです。 段々と強引で活力溢れる信長に惹かれていく主人公。 信長は実は以前にも一度主人公一族に召還された過去があるようで、二度目なので術の効き目が弱いのか今回はカラクリに気付いていた模様。 それはそれで面白いので鬼との戦いにも積極的。 なんかここで初めて武将呼び出す意味を感じましたよ。 今までみんな記憶喪失のオリキャラ状態でしたからね。 異世界召還されても楽しんじゃうとか信長っぽい！武将呼んだ意味あるっぽい！！ 豪胆な手腕で戦を勝ち抜き、皆をまとめる信長。 なんか元の世には帰りたくないとか言って主人公とラブラブコース。 半兵衛はやっぱり死んで、このルートでのみ主人公は怨敵六角と対面を果たしつつ自分の手で討ち果たします、 音楽も盛り上げてくれるし結構燃えた！ 六角も燃えてた！(物理的に) DEAD　OR　ALIVE?というわけで多分デッドな帰還ルートから。 戻った先は燃え上がる本能寺。 共に死んだ二人が次に目覚めたのは地獄。 第六天魔王として地獄制圧に乗り出す信長と乗り気な主人公の悪い笑顔で終る素敵な死亡EDでした。 本能寺のシーンも綺麗だったし、第六天魔王もかっこいいし・・・好き！ 残留エンドは家臣の記憶が曖昧なのを利用して口先と威圧で丸め込んで主人公と結婚。 ラブラブハッピーと思いきや、家臣に殺されバッドED と、思いきやそこから笑顔で家臣の首を刎ねた主人公の女傑EDでした。女傑主人公の絵が見たかったー！ 信長ルートはどっちもある意味バッドだけど楽しかったな。 このルートでは、実は主人公の父も主人公に思いを寄せてたとか、主人公の始めてが懐剣に潜む鬼に奪われたりとか微妙にエグくて非常に好みでしたｗ 今までのゆるゆる戦国ラブストーリーとは違ってて。 怨敵も自分で倒せるしね。 あとは、どのルートでも主人公の未来を案じながら死に行く半兵衛が切なくてなんともモヤモヤしました。 どのルートでも主人公大好きで焼きもち妬きまくりの幸村も可愛かったです。 そういえば、死亡エンドとハッピーエンドあるのは一応ここだけ史実混ぜてるのかな。 帰還ＥＤで死ぬのは元々の世界で死に掛けてた所を呼び出されたとか、とにかく元の世界では死ぬ運命にあったからそこに戻っただけ的な。 本能寺は言うに及ばず、半兵衛は元々病気で死ぬし、幸村は話の流れ的に夏の陣で討たれる間際に呼び出されたっぽい？ 小太郎も結局元の世じゃ盗賊としてしか生きられなかったから末路もお察しっていう。 伊達政宗は普通に長生きしたから帰還してもＯＫなのかな 信長が本能寺回避しても殺されるのはある意味皮肉。 あそこまでの豪腕だとどこにいても恨み買っちゃうって事かー・・・。 コンプまでして色々考えるとかなり面白かったかな。 やっぱり草香さんのゲーム好きだなー。

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