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セイクリッド・プルーム
SACRED・PLUME
発売元
TEATIME
機種・その他 18禁シミュレーションRPG
2003年9月5日発売
8800円
Win98以降
個人的評価
総合評価 ★★★★ サクラ大戦+サモンナイト÷2的なゲーム。
PC環境さえ整えばちゃんとゲームとして楽しめる!オススメです。
カート可愛いし。
シナリオ ★★★ 掛け合いは素直に楽しいです。
ただ、全体的にやや説明不足、展開が急などイマイチな面もあり。
グラフィック ★★★★ 立ち絵が多く、コロコロと表情が変わったりズームなど多様していて飽きません。
可愛い系の絵柄です。背景、イベント絵共に綺麗。
音楽 ★★★★ OP曲がいいです。他は印象に残らないものの場面に合ってて○
ボイス ★★★ 主人公以外、攻略キャラはフルボイス。普通に上手いです。
システム ★★★★ 重い。それを乗り越えられれば快適。
戦闘シーン以外はセーブ・ロードいつでも可。既読スキップ付。2周目から戦闘スキップ可。
回想・CGモード・音楽モード・ミニゲームなどあり。
キャラクター ★★★ 女の子もひっくるめて全員可愛いです。個性的で魅力的。
主人公もカートもホリィもミュウも可愛いっ!ちょっとロリっぽいのが多い気もしますが
難易度 ★★★ ゲームとしての戦闘難易度は普通。
ただ、PCの環境次第で戦闘が苦痛に・・・。
キャラ攻略は普通にやっていれば簡単です。ハイスペックマシン必須。
脇カプ度
備 考
ケイン 主人公。多分21歳。平和な街に飽きて19の時に家出。
元々剣の腕はなかなかのもので、二年の旅で更に強くなったが・・・。
幼い頃は並みの女の子以上に可愛らしかったらしい。
対カート時のみ受(苦笑)
カート 幼い頃より主人公に激しくアタックしては殴り飛ばされている、変なキャラ。
が、槍の腕はかなりのもので、主人公と同等かそれ以上。
しかも、主人公が絡まないところではいたって普通。真面目で温厚。
若干20歳にして聖騎士になった。メガネ。攻。
ビジュアル的にはほぼサモ2のネス
ここが○ キャラが魅力的(女の子含)。
会話パートの動きが良い。
ここが× 要求されるPCのスペックが高すぎる・・・。
話がやや説明不足の感あり。
攻略キャラ以外も声が欲しかった・・・。
(対女の子の時の)Hシーンがマニアックすぎる・・・しかも初回強制だし。
ストーリー紹介
聖王都メイディアナ。
300年前に3種族の間で起こった戦争があった。
今は『聖戦』と呼ばれるそれを経て後、王都は平和だった。
そんな平和に物足りなさを感じた主人公は家出同然に街を出る。
そして、2年後・・・。
旅の途中で立ち寄った故郷で主人公は様々な人々と再会し、また出会う。
二年の間に随分綺麗になった幼馴染の少女リタ。
幼い頃憧れていた教会のお姉さん、イヴ。
生意気なお子様のユーミ。
謎めいた少女ホリィ。
二年前と変わらずはた迷惑に迫ってくる幼馴染の・・・男。カート。

そして、平和だったはずの王都は、少女の誘拐事件や窃盗団などきな臭い噂が広がっていた




















その他・感想
このレビューは2003年当時プレイしてメモした物を元にしています。
だからPCスペックとか現行機なら多分余裕。

(メモリ512Mくらいと、ビデオメモリ64M以上はどうしても欲しい所。)ってメモあったけど、今更メモリ512とか引くすぐて逆に有り得ないし。



一言感想。
ホリィEDあんまりだーーーーーーーっっっ!!!
一番好きだったのにー。
でも、カート面白かったからいいけどさ・・・。


さて、このゲーム・・・。
たまたまネットの通販ショップなど見ていたら絵柄があまりにも可愛くて気に入ってしまったのですが。
その後、また攻略サイトとかぐるぐるしていたら『カート攻略可』と知って購入。
結果・・・。サモ○ナイトみたいでした・・・(苦笑)

シナリオ


掛け合いが非常に楽しいです。
視覚的な物も大きいですが、キャラが良く動く。
会話のテンポが良く、本当にキャラクターが皆可愛い。
絵もさることながら、なんかもうもう・・・っ、ツボです。
お気に入りは主人公にくっついている犬耳娘、ミュウ。
最初は鬱陶しいかと思っていたけど、途中から可愛くて可愛くて・・・。
一番好きなのは、謎の少女ホリィ。
本性の方が好きです。彼女の言動もそうだけど、主人公との関係が好き。
お互いちゃんと好きとは言わないけれど、お祭りのイベントとか、えらい好みでした。
だから彼女のEDは正直、ものすっごくガックリしたのですけどね。なんなんだよー、あれー!

そして、カート。
思ったよりも大分萌えました。買った甲斐があったなー。
ただのお笑いギャグキャラだと思ってたんですが、案外良いヤツで。
いや、実際笑えたんで好きなんですけど。彼のしゃべりと動きは面白すぎる。
ずっと迫られては殴り飛ばしていたという主人公とカートの関係ですが
終盤で主人公がカートを思うシーンはツボ直撃で倒れそうでした。
ちなみに友情路線ですから過度な期待はしないように。
友情萌えな身としては、こりゃ数年後には主人公落ちるだろうな、と思えるEDは久々の大ヒットでしたけど
(もう、ある意味落ちてるかもしれないですが)。
あと、1周目のEDはカートをお勧めします。
初回、カートEDにしたのですが、終盤の展開がカートのためにあるようなシナリオだったので
“すごいなぁ。わざわざ男キャラにこんなルート作るんだ・・・”と感心してたら全キャラ共通ルートでしたけど。
どうせ全キャラ共通ならカートで見ないと盛り上がらない!と、個人的感想。
あ、声の人はベジ○タの人だという噂があります。そうなのかな?

で、肝心要の本編話は・・・結局敵がしょぼかったり、説明不足だったりでいまひとつ冴えませんでした。
久々に故郷に帰ってきた主人公が事件に巻き込まれて、解決に奔走するという・・・。
先も読めちゃうしね。盛り上がりどころもほとんどナシ。
ヒロインごとの話の展開もほぼ同じで変化もナシ。
あと、フルボイスじゃないのがちょっと残念。
敵とかにしゃべって欲しかったな。特に終盤で見せ場たっぷりの敵が無声なのは・・・。
パロディなネタが多いのも特徴ですので覚悟を。


あとカート×主人公は具体的な濡れ場は期待しないように。私は気に入ってますが…。
主人公×女の子は、マニアックなシュチュエーションと重い3Dが微妙。
そして敵×女の子の無理やりシーンがマニアックかつ痛くて強制なのが一番きつかったです。
そんなの見なくてもいいよー。
2周目以降3Dシーンスキップ可。



システム

これが最大のネックです。って言ってもシステム不便っていうんじゃなくて、動作環境が高いという事。
発売された2003年夏当時、多くの男性諸氏でさえ、その必要スペックの高さに二の足を踏んだらしいという・・・。
ちなみに、今回このゲームをプレイした私のPCスペックは・・・。
CPU:Pen4   2.66GHz
メモリ:256
OS:Win XP
ビデオメモリ:64M
って感じですね。
普通の会話パートは良いんですが(でもスキップで飛ばすと時々、処理が追いつかなくて15秒くらい止まります。)
危険なのは戦闘パート。
3DのシュミレーションRPGで、戦闘前の読み込みが余裕で3分とかかかります・・・。
戦闘中はしょっちゅう『メモリ足りませーん!』とWInから警告が入り・・・。
連戦すると会話パートの文字フォントまでがガタガタになるという・・・。
メモリが1Gくらいあると大分快適らしいですが。
私のPCだって推奨環境を概ね満たしてるのになー・・・やれやれ。
戦闘終わるたびにPC再起動しなおしてました。メモリが・・・。
で、うちのPCでは『とりあえず、それなりにはゲームとして成立する』レベルでした。
ちなみに、修正パッチをあてると、画像は悪くなるけど軽くなるというのが選べますので
環境足りないけどやりたい方は、結構荒い画面でも良ければ出来そうです。

尚、戦闘システムはまんまサクラ大戦です。
そっちをやった事がある人ならばもう説明は不要な程、サクラ大戦です。
決められた行動ゲージを消費して移動するなり、敵を殴りまくるなり、という・・・。
キャラ固有の必殺技や合体技もあり。結構派手で楽しめます。メモリ食いまくりますが。
あと、ADV画面のマップ移動はまんまサモンナイトです。
サモンナイトを知ってる人ならば最早説明はいらないくらいサモンナイトのマップ画面です。
うーーーん、どっちも好きだけどね・・・。
2周目から戦闘スキップ可なのはありがたいです。重いんで。
他はクリア後に帝劇の優雅な一日もどきの物があります。それがCG、回想、音楽モードになってて、ホントにサクラだーと苦笑。
Hシーン回想とかは各キャラと主人公の掛け合いが入るのでなかなか楽しいです。
一番楽しいのはやっぱりカート。
“敢えて振り返ってみる”とかいう選択肢だし。



グラフィック

とりあえずOPムービーが圧巻!
テンポの良い音楽と相まって最高です。
スペックで迷っていたんですが、これをみて購入を決定したくらいです。
3Dムービーのヒロイン達が違和感なく、むしろ動いて魅力的。
クリア後に“ああ、あのシーンだったのか”なんて思える終盤の戦闘ムービー(ゲーム中では使用されない)もあったりして。
ゲーム中では立ち絵がとにかく凄いです。
1キャラあたりの枚数も結構多いのかな。顔の表情が変わるだけでなく色々動きが多いし。
あと、ズームや縮小(?)、細かく震えるなどの演出も豊富。
だから画面奥からキャラが走ってきて段々大きくなるとかね。
とにかく、飽きさせません。
1枚絵は普通に・・・。可愛いし綺麗です。



感想



前述の通りこのゲームプレイしたのは2003年当時です。
もうほぼ忘れてるから再プレイしたいなーとか思ったんですが、CD4枚組とかの大ボリュームでした。

でも、未だたまに思い出すくらいカートは好きだったなー。
最後の笑顔とか…。

カートマジヒロイン!



ネタバレ感想










このゲームですが・・・。
前述の通りカートのために買いました。
で、結果は大正解。
面白すぎる・・・、カートが。

ちなみにストーリーのおおまかな流れは
家出から2年、久々に立ち寄った故郷で主人公は多発する少女の誘拐事件を調べることになる。
知り合いも被害に遭い、事件解決に燃える主人公達。
ところが、事件にやっかいな人物が絡んでいたことから、調査が打ち切りに・・・。
責任を感じたカートは単身、事件の解明に挑むってな話です。
(カートフィルターかかりすぎですが)

ストーリーはかなり単純で、先が読めまくり。
でも、掛け合いの楽しさやキャラの可愛さで及第点といった所。

本当は、ホリィが一番好きだったんですよ、このゲーム。
幼い外見に300年を生きた魔女の心というアンバランスさというか。
偉そうな口調で主人公を翻弄してくれたりとか。
お祭りの日のデートイベントが一番好き。
少女のふりをするホリィとのデートで、主人公が手を繋ぎながら
『こういうのも悪くないよな』って言って、ホリィも急に素で『悪くない』って返す辺りが。
お互いに直接好きとは言わないけれど、想いが通じ合ってそうで好みなシュチュエーションでした。
でも、ホリィEDのホリィはラスボスを倒すために犠牲になろうとしたものの、奇跡的に助かる。
その代わりに記憶を失くして外見相応の少女になってしまうというオチ。
主人公と過ごした日々なんかも忘れてしまってて、悲しい。
しかも、ラスボスが300年前のホリィの恋人なので、取られたような悔しさがっ!
いつか思い出したりするといいんですが。
(ホリィってレベルアップの時、○○の呪文を思い出したみたいな呪文の覚え方するので、前回の戦いで呪文とか忘れてしまっていたのだと思いたい。それなら今回もいつか思い出すかも、と思えるから)
本来の姿のホリィが格好よくて美人でめちゃめちゃ好みだったし。
年端もいかない少女を攻略キャラにするために『実際は300歳ですから』って看板貼ってるだけとも言われるキャラですが。
本来の姿に戻って主人公とラブラブEDが見たかった。本当に見たかったー!

そう思うとカートEDが一番好き。
いや、でもカートってただのギャグキャラだから。
EDあるって知ってて買ったんですが、絶対ギャグオチだろうと思ってました。
襲われて、主人公の悲鳴で終わるとかさー。
まさかあんなにオイシイEDだとは!
前述のストーリーの続きですが(※EDまでネタバレしますよ?)
単身敵地に乗り込んだカートはそのまま囚われの身になってしまうんです。
ヒロインでもないのに、何で彼が!?とちょっと思いました。
初め、カートルートだからかと思ったんですが、他キャラと共通ルートだったんで苦笑。
で、主人公への嫌がらせのように目の前で殺害されるカート。
慌てて抱き起こした主人公に『僕っていつも詰めが甘いんだ。だからケインも振り向いてくれない。でも、君の腕の中で死ねるなら悪くない』とかナントカ切なげに呟くという。
いや、これもカートルートの時は“主人公は君に振り向いてるよ、バカー”と思って良かったんですが、他キャラでも言いだすんですよね・・・。
ちょっと可哀想になってしまったり。

ところで、カートって主人公を良く理解してますよね?
誘拐事件の解決のために動く時も、主人公がどうやったら協力してくれるか良くわかっててやってるみたいだし。
幼くなった主人公をすぐ見抜いちゃうし。
最期の詰めが甘い発言と相まって、結構確信犯な人なのか?と思ってしまいました。
ほら、だってさ、仲のいい友人が真面目にケインに『好きだ』って言ったら、そこで振られて気まずくなって関係が終わっちゃうじゃないですか。
でも、カートみたいに『好っっきだぁっっ!』って、所構わず迫りまくってるとただのギャグキャラというか変な人って事で、ケインも迷惑ながら普通に付き合ってるし。
関係を壊さないためにわざとやってるのかな、と思ってみたりみなかったり。
騎士団では真面目で通ってるし、EDも主人公が邪険にしなくなったら普通の人になってるし。
EDの雰囲気だと、今までみたいにむやみやたらと絡んでたり奇行に走ったりはしていないようなので。
そうだとしたら案外切ない片思いキャラなのかも・・・・・・・・・?
カートEDは主人公が意味深な事ばかり呟いていて萌えました。
ケインは今後カートと友情の一線越えてしまっても全然構わないようです。
そんな事、カートに言うとまた襲われるぞ〜(笑)。
カートの『聞こえなかったからもう一度言って』ってのも絶対嘘だし。彼は聞こえているに違いない。

いやいや、面白いゲームでした。
カートとホリィに萌えつつ、暇があったら犬娘EDも見てみたいなー、と思うくらいキャラが気に入ったので。
カートのビジュアルがサモ2のネスティにしか見えなかったり(ステータス画面の表情とか本当にソックリ)、ヒロインが背中に天子の羽生えてたり、ナウシカの台詞パロディがあったり、殴られた時の悲鳴が微妙だったり、と色々アレですが、そういうの気にしない人なら楽しめると思います。

ところで・・・気になってるんですが、
小さくなった主人公が襲われるあのシーンはその後暗転してしまうんですけど
結局未遂だったのかそれとも・・・・・・・・どっちだ?
事後会話聞いてるとどっちにもとれるんだけど、やっぱり最後まで・・・なのでしょうか?
まあ、色々ぼかされてる方が空想の余地があって楽しいですけれど。

















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