屠殺の園 発売元 Catear 機種・その他 2007.04.27発売 2835円 Win９８以降 ADV　１８禁 個人的評価 総合評価 ★★ 不思議な雰囲気はあるが、大いに人を選ぶゲーム シナリオ ★★ とりあえずわかりにくい。ちょっと不思議で面白いが。 グラフィック ★★ 絵柄にクセもあり、枚数も少ないのでイマイチ。 音楽 ★★★ 雰囲気には合っているが、曲数が少ない。 ボイス - 無 システム ★★ 選択肢の無いノベルゲー。 スキップ、オート、ログ機能有り。 キャラクター ★★★ 個性はあるが説明がないのでよくわからない 難易度 - 無。読んでいれば一時間半程でフルコンプ　 脇カプ度 ★★★★ そもそも主人公が存在しないので。 備　考 ここが○ 電波。 アクの強さは天下一品。 全員女装というマニアックさ。 ここが× 電波。 説明不足でわかりにくい。 選択肢がない。 Hシーンの雄叫びが引く。 ストーリー紹介 いつかの時、どこかの世界。 数多の群雄が自らの素晴らしさを掲げようと割拠し、命を眩く煌かせた。 極北の地、戦士製造の練兵場。 親しみと侮蔑を込め、聳え立つ学び舎は屠殺の園と名付けられた。 学園内でも深淵に住み潜む、一際異彩を放つ一団が在った。 毒の中に在ってさえ毒々しい鼻摘み者の集団。 識外の背徳に染まった規格外品。 そんな少女（ヒロイン）達へと捧げられた、これは賛歌と鎮魂歌。 いつか思いの抱かれる事を願い、この記録を後の世に託す―― 鮮烈に輝いた人々の闘争を、儚くも美しい心からの言葉を、生き様を。 （公式サイトより）
	その他・感想 何故、買ってしまったんだろうかーーーっ！？と苦悩したくなる…そんなソフトでした(苦笑)。 だって、わけわかんないんだもん！！ いや、まあ、こうしてネタになるんだから多少は諦めもつくんですが…。 一言で言えば…電波ゲー。 もういっちょ言えば、ポエムゲー。 無理矢理フォローすれば…雰囲気ゲー…？ ってな感じです。 すっごい微妙。 シナリオ 上記の通りわけがわかりません。 達成率100パーセントになるまで1時間半もあれば十分と言う短さですが、その倍の時間を費やして考えても話の骨子が意味不明。 まず、地の文がありません。 オール会話ゲー。 そして、登場人物の心理描写が皆無。 置かれている状況や背景の説明なんかもほぼ無い！ 最後まで読んで達成率100パーセントになっても全くわけがわからなかった時には軽い絶望を覚えました。 …私の読解力はそんなにも足りないのか…？ それでもどうにかこうにか理解した範疇で書くと、あらすじは…おそらく紛争なり戦争が多発している世界で、これから戦地へ送られる少年達が過ごす学校での出来事…のような気がする。 …でも、もしかしたら全然違う話なのかも。 自信ないです。 とにかく、オカッパツンツン少年(薔薇の木〜のあずさ風)とその従者的褐色の肌の青年(ツンツンに片想い中)と女性的なロングヘアのクールメガネ先生がいます。 んで、彼らの元へツバキという名の黒髪ロングヘア、ロングスカートの清楚な少女風の少年が新入りとしてやって来る所から物語が動き出す…っていう導入部だけは合ってると思います。…多分。 何で全員女装標準装備なのか、とかまずわからないし。 もうちょっと説明を…説明をプリーズ！！ あ、そういえば地の文、たまにありました。 謎のメイドが出てきて語ってた。 「そしてヒロインは現れた。」とかそんな感じで。 急に訛って方言喋りになったり、明らかにプレイヤーに向けて話しかけてたり…謎でしたが。 (登場人物は上記3人とたまに出てくる語り部メイドの計4人です。少なっ！) あとポエムみたいのが毎回入る。 ……ごめんなさい。 どれもこれもわかりません(敗北) そのテの濡れ場シーンも全編そんな勢いなので萌えとか思う余裕もありません。 唯一状況説明をするセリフすら「みﾞゃああああああああああああああああああああああああああん(ハートマーク)」とか「あおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん(ハートマーク)」とかなので。 度肝を抜かれました。 クリアの難易度は低いですが、萌えの難易度は果てなく高いです。 まあ、電波と言うか幻想的というか・・・不思議な雰囲気だけはちょっとアリですが・・・。 わけがわからなすぎて終わる頃には何か電波受信状態になるのかもしれません。 システム まず、選択肢というものがありません。 読むだけです。 あと章立てで分かれていますが、どこから読むも自由です。 1章読んで、その次に4章とか行くも自由です。 当然わけわからなくなりますが、どうせ順番に読んだ所でわけわからないので何でも構わないかと思います。 スキップ機能は付いてます。 分岐も無いので特に使用する場面もありませんが。 声はなし。 音楽 まあまあです。 雰囲気には合っています。 5曲しかありませんが。 グラフィック 同人並。 いや、枚数とか考えると多分以下。 まず立ち絵がない。 イベント絵もウインドウ全体の3分の2くらいしか使ってないし…。 数も多くなければ質がこれといって高いわけでもなく…。 まあ…ねえ…。 感想 感想…って言ったってどうしろと…なゲームでした。 パッケージの銃を持ったツバキの絵が好みだったんでうっかり買ってしまったんですが…。 まあ、2800円という安価なお値段を考えれば当然……とはやっぱり言い難いっっっっ！！！！ 正直、1000円の同人ゲーでも対処に困りそうな感じです。 今時2800円あったら戦国ＢＡＳＡＲＡ２でザビーと戯れるほうがよっぽど萌えるわっ！！ まあ、人によってはこれが理解できたり感動したり陶酔したりするのかもしれません。 しかし、私には奥が深すぎるというか高尚すぎてサッパリでした。 終わった後に「あれって結局何だったのかなー？」と色々考えてしまう辺り、製作者の意図通りなのかもしれませんが。 兎にも角にも電波ゲーなのだけは事実です。 終わった瞬間には叩き割ってやろうかくらいに思っているんですが、暫くするとあれこれ考えたりと微妙に雰囲気に飲まれてたりします。 ちょこっと不思議な魅力はあるのかもしれない。 それとも電波受信しちゃったんだろうか・・・。 是非、共に妙な電波でも受信してみませんか？(ヤケ) 2006.04.30記 ネタバレ感想 ネタバレも何も…話がわからん。 強いて言うなら、幸せになりなさいと言われたツバキがあんな謎の末路を辿ったのは残念でした、ってくらいか。 パッケージの銃を持ったツバキに惹かれて買ったゲームだしなあ。 あ、読み進めていくと銃を持ったツバキの絵が、銃を頭にあてるツバキの絵に切り替わっていくのは少しだけ面白かったです。 その他は、心理描写もほぼないので特にどのキャラにも思い入れも無く、ツバキの身に起こった衝撃の事件も何が何やらサッパリわからないので…で、結局アレは何さ？と妙なもやもや感が残るばかりでした。 でも、改造とかあんまり好きじゃないんで詳細に書かれてても困りますが。 Hシーンは妙な叫び声満載で萌える余裕もなかったし。 女装くらい平気さ！とタカをくくっていましたが・・・それ以上でした。 シャムとカラスは人によっては萌えどころなのかもしれませんが、ああいう偉そうなキャラは私のツボと違うのでイマイチ。 個人的にはツバキに頑張ってほしかったんですが、あまり背景が語られないんで良くわからないうちに死んでたし・・・。謎。 後で調べたらシナリオが水仙花とかいう有名な電波ゲーの方だとかで・・・納得。 それの発売時にネットで色々調べたけど、大概怪しげなゲームだったもんなあ。 今回の話も色々電波でした。 クリアから暫くして・・・漂う退廃的な雰囲気にちょこっと惹かれてるなー、とは思いましたがゲームとして駄目すぎるので人にはお勧めし辛いです、かなり。