サモンナイト　ツインエイジ 〜精霊たちの共鳴〜 発売元 バンプレスト サモンナイトオフィシャルページ 機種・その他 ＤＳ/Ａ・ＲＰＧ 2007.08.30発売 個人的評価 総合評価 ★★★ 操作性やアクションはいいがシナリオはつまらない。 シナリオ ★ 敵は味方。カルマルートが欲しいくらい仲間が嫌。 グラフィック ★★★★ 立ち絵もアクション用ドット絵も割と綺麗。 音楽 ★★★ 普通。場面には合っている。 ボイス ★★★ 時々しゃべる。 システム ★★★ 操作性は良好。タッチでＲＰＧも快適。夜会話が少ない。 キャラクター ★★ 味方に全く愛着が沸かなかった。 難易度 ★★★ 割と簡単。レベルさえ上げておけばサクサク進みます。　 脇カプ度 ★★★★ なんか勝手にくっついてたのがいた。 備　考 アルド 名前変更可。主人公その１。事故で召喚された異世界の少年。風の音を聞くのがすき。打撃系。 リーハ 名前変更可。主人公その２。アルドの姉として仲良く暮らしている少女。魔法系。 ナスル さっぱり体育会系。二人の幼馴染。カウスクザフの村のリーダー的存在。人間はちょっときらい。 ミルサート 施設に閉じ込められてた異世界の少年。ちょっと素直じゃないところがある。 ここが○ タッチペンでの操作が快適 ここが× 夜会話が少なく描写が薄い シナリオが盛り上がらない 仲間に愛着が沸かない ストーリー紹介 とある施設で召喚の事故が起きた。 まだ幼い１人の少女が行わされた召喚。 力は暴走し、死者が出るほどだった。 それから数年後。 少女は表向きその事故で死んだ事になっていたが、実は辺境の島で暮らしていた。 事故の折、彼女が召喚してしまった異世界の少年と共に。 姉弟のように仲良く。平和に。 ところが、ある日穏やかだった精霊が突然暴走を始める。 世話になっていたカウスクザフの村の人たちを心配した二人は島を出て村に向かうが・・・。 果たして精霊の暴走は治まるのか！？
	その他・感想 クリアするまで疲れました。 なんかもう・・・いつか仲間全員やれるんじゃないかとカルマルートに期待するくらいには。 それで、シナリオライターの名前検索したら幕末恋華やマイネリーベ２(両方とも大好き)を書いてた人だったので更に凹みました。 才のある人が常に面白いものを書けるとは限らないんだな・・・。 シナリオ えーと・・・面白くありません。 まず、盛り上がらない。 いつ面白くなるのかなーと待っているうちに終わりました。 え？え？え？ドコが盛り上がりどころデスカ？って感じで。 あと、仲間が感じ悪すぎるかなー、というのが１点。 主人公は異世界から召喚された少年です。 見た目は普通の人と何ら変わりはありませんが、この世界的には召喚獣。 姉(女主人公)と幼馴染以外には思いっきり差別されます。 そりゃもう、動物園から逃げ出してきた猛獣扱い。 見下されて、馬鹿にされて、本来管理されるべき生き物のクセに何勝手に歩いてるんだ？とか言われる感じです。 ブラックマトリクス(開発元が同じ所のゲーム)で奴隷してた時よりタチ悪ぃ・・・。 島を出た主人公達は、人間(召喚使)達の世界に行く事になるわけですが、そっちで出会う仲間はみんなそんな感じです。 段々態度こそ軟化してきますが、始終上から目線で物を言われるのであんまり楽しくない。 主人公って、好きで召喚獣になったわけじゃないですよ。 無理矢理呼んでおいて、差別するってそりゃないぜ。 たまに出る選択肢では思いっきり(たとえその後のダンジョンが辛くなろうとも)仲間否定意見ばかりを選び倒しました。 システム 快適です。 タッチペンでＲＰＧっていいんじゃない？って思える程度に。 コマンドの配置もいいし、技もサクサク出るし。 特に不満はありませんでした。 ちなみに主人公が二人とも死ぬとゲームオーバーですが、片方残ってれば戦闘続行できます。 ボス戦でどっちか死んじゃったら復活(一定時間で戦線復帰する)するまで逃げ回ってればよかったりして、難易度を下げてるのは賛否が分かれるかも。 私のような下手な人にとってはいいシステムでした。 あ、密集した敵に押し流されて前の画面に戻された時は苦笑しましたが。 尚、雑魚は密集さえしなければ弱いので戦闘が楽です。 敵はラスボスより中ボスの方が遙かに強かったりしてバランスがイマイチ微妙かも。 グラフィック 可愛らしいけどちょっと地味めの絵柄。 戦闘等のミニキャラも良く動き、なかなかいい感じでした。 ＥＤでは一枚絵も出ますが、保存して見たり出来ないのが惜しい所。 感想 ２周目を女主人公でやる気満々で買ったのですが、１周で充分、って感じでした。 全てはシナリオが悪い。 だから？とか言っちゃう感じで盛り上がらないのが悪い。 仲間にカルマルート適用したくなったり、敵の言ってる事の方がもっともなのが悪い。 システムは快適で次作があるなら流用して欲しいなーと思いました。 仲間のＡＩがちょっとおバカな時があったりはしましたけどね。 タッチペンオンリーでもストレスのたまらないアクションってなかなか凄いです。 2007.10.17記 ネタバレ感想 主人公を差別し、見下す仲間と・・・ 無理矢理召喚され、拷問のような日々送らされてきた敵・・・ あなたなら果たしてどちらを救いたいですか？ そんな気分になるゲーム。 答え：敵を救いたいです(カルマルートないけどな！！) いやもう、仲間がイヤ！ 偉そうな人たちばっかで、姉の知り合いの召喚使も・・・顔はいいのに・・・性格も悪くないけど・・・ それでも方向性としては差別する側の人間なんですよね。 ちょっと可愛いドジっ子ヒロインもティカも・・・まあ、彼女が一番マシなんですが、出会い頭は思いっきり差別 あとの二人は論外 最後に出てきて偉そうにしてた召喚使のトップにおいては問題外 ・・・対する敵は主人公と同じように異世界から無理矢理呼び出され、差別され、挙句の果てには道具扱い。 眠りも、死も許されない苦痛を延々味あわされてきた人たち。 救いたくなるじゃん。 仲間倒したくなるじゃん。 ・・・・(ゲームの進行上)出来ません。 ストレスたまりましたー。 それでも、一番マシだったナスル。 幼馴染の体育会系。 彼が怒ってくれるのだけが救いでした。 姉と幼馴染二人とティカ以外は仲間と認めん！！ 主人公の女装とか何のネタにもなってないし！ あと、終盤で急に出てきてひっかっき回した挙句、なんかファラスに惚れるウグニアとかもわけわかんないし・・・。 ホントにこれがマイネや新撰組書いた人なのー？と泣きも入りました。 ストーリーとしては、精霊が暴走しました。召喚獣が施設を脱走して色々やらかしたせいです。 しかし、その召喚獣はめちゃめちゃ酷い目に合わせれてた可哀想な人たち。 元の世界に戻りたくて、又は同じ境遇の仲間を救いたかっただけ。 そのうちの１人が暴走します。復讐したい、世界壊したい！みたいな気分になって敵となる。 そいつ倒して終わり。 謎も伏線もへったくれもない話でした。 何か良い所ないかな・・・。 うん、そうだ！ ナスルはよかった。うん！ ＥＤも微笑ましき友情だったしね。 そうそう、戦闘は割と楽しかったです。 雑魚敵は男主でぼこぼこにしておいて、ラスボスになったら女主で回復にまわる感じでしたが。 雑魚にわらわら囲まれてあっという間に袋叩きのゲームオーバーとか。 画面中が敵で満たされてて苦笑いしたとか、色々。 あとは、ラスボスよりフィクラが強かったー。 ４，５回ゲームオーバーくらいましたよ。 技無効化とかさー。ずるいさー。 そういう特殊系がない分、ラスボスはぽこぽこ殴ってるうちに終わってました。 バランス間違ってるよー。 でも、クラフトソードの１に比べたりするとやっぱりシナリオ部分も甘さも薄いんですよねー。 召喚された人たちの描写ばかりが痛すぎる・・・そんな話でした。