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	千里の棋譜 〜現代将棋ミステリー〜 発売元 ケムコ 機種・その他 2020年2月発売 現代将棋ミステリー PC・PS4・ニンテンドースイッチ DL版3000円、パケ版3666円 個人的評価 総合評価 ★★★★ 粗もあるけど面白い！お値段以上！ 将棋をテーマとした歴史ロマン＆ミステリー　 シナリオ ★★★★ 将棋知らなくてもオッケー！長野くんかっこいい！ グラフィック ★★★★ 安定して綺麗です。イケメン美女だけでなくおじさんとか 音楽 ★★★★ 逆転裁判３〜や逆転検事の人。場面に合ってて盛り上がる ボイス ★★★ パートボイスが惜しい。新人さんっぽい声だけど慣れればあり。 システム ★★★ スキップ爆速。選択肢押す時とかややレスポンス悪し キャラクター ★★★★ みんな将棋を愛してるキャラばかり。愛しいです。 難易度 ★★ 難易度低。たまに選択肢で一撃死があるけど、一本道。 脇カプ度 ☆ 一般ゲーなので割愛 備　考 一ノ瀬歩未 (ＣＶ：岸川明玉) 主人公。将棋をよく知らないフリー記者。長野とは小学校時代の同級生。25歳。 運転も上手くサバサバしてアクティブな性格。 長野圭 (ＣＶ：鳥海健太) プロ目前の崖っぷち棋士。25歳。 お人よしでややヘタレっ子だが、将棋への愛は本物。 ここが○ 絵が綺麗 話に引き込まれる 将棋界の悲喜こもごも人間ドラマに惹かれる 長野くんかっこいい！！！！！ 対局シーンがかっこいい！ 将棋や用語の説明が丁寧 一部の事件が面白かった ここが× 今時パートボイス ほぼ慣れるが声が割と新人さんっぽい 対局シーンがわけわからなくて退屈な時がある シナリオに粗や突っ込みどころが時々ある ミステリーだがサスペンス要素は薄め ストーリー紹介 将棋をほとんど知らないフリー記者の主人公、一ノ瀬歩未 。 小学校時代の同級生で今は棋士をしている長野に連絡を取り、将棋連盟の会長へインタビューをすることになっていた。 ところが、会長宅を訪ねても返事がない。 二人で室内に入ると部屋は荒らされ、会長は昏倒していた。 まさかの事件に巻き込まれた二人。 時同じくして起きたＡＩと名人の対局など将棋界に激震が走る。 主人公は行方不明となった名人の消息を掴み、将棋界の秘密に辿り着くことが出来るのか。
	その他・感想 長野、すきだーーーーーーー！ イケメンなのに自己評価低め 割と崖っぷちでヘタレな青年ですが、まあ、本当に彼がいいキャラでした。 さて、この千里の棋譜 レイジングループはじめデスゲーム系ＡＤＶ出してるケムコさんから出ているので期待しがちですが、そこまでサスペンスではありません。 タイトルが現代将棋ミステリーとあるように、将棋界にまつわる人間ドラマや歴史ミステリーがメインでサスペンスが混ざっている感じです。 連続殺人とかは期待しないように。 でも、楽しかったです！ シナリオ 時々操作キャラが変わることがありますが、基本は主人公の歩未視点のほぼ一本道ノベルゲーです。 途中から選択肢により一撃死がありますが、難易度は低め。 バッドにいったのは2回だけ。 所々ツッコミどころはあるものの、先の展開が気になることが多く割とノンストップでクリアしました。 将棋界という割と特殊な世界を舞台にしているので、色々興味深くて面白かったです。 しかも、主人公の相棒である長野は業界の天才棋士とかではなく、努力家の崖っぷち秀才棋士です。 将棋って三月のライオンとかのイメージでいたので、プロになる、目指すいうことの大変さが丁寧に描かれていて引き込まれました。 第一部はミステリーメイン。 第二部は将棋にまつわる人間ドラマメインといった感じです。 どちらもそれなりに事件は起きます。 システム スキップは早め、ギャラリーでスチルや音楽の閲覧が出来ます。 イベント回想はありませんが、クリア後は各章から始められるので割と好きなシーンは見るのは楽かも。 ノベル部分は事件二つで10時間前後。 他におまけのコメディルートとちょっとした詰将棋講座みたいなものがついています。 用語集も豊富で将棋何それおいしいの？って人でも楽しめるように作られています。 私は将棋？？？って感じでしたがクリア後はちょっとやってみたくなりました。 対局シーンは一手一手駒が動いたり、カットインや解説が入るので緊迫感や臨場感があり、演出もなかなか良かったです。 声がパートボイスなのが残念！！ 長野のセリフもっと聞かせて！！ってなりました。 重要シーンは喋るんですが割と声なしのところも多いです。 廉価だから仕方ないとはいえ、同じ値段のレイジングループがあれだけのボリュームでフルボイスなのに！！ 声優さんは新人さんなのか割とフレッシュな感じなので、慣れが必要ですが個人的には好きです。 音楽は3以降の逆手裁判や逆転検事１，２を担当された方なので場面に合っていてよかったです。 重要なシーンで流れるボーカル入りのＢＧＭはぐっときました！ グラフィック 綺麗！！ イケメン美女だけでなく、おっさんやおじいちゃんもしっかり描かれています。 イベントスチルも美しくて目の保養。 長野イケメン！！ 歩未可愛い！！ 感想 長野ーーーー！！(それしか言ってないようなｗ) 総合して面白かったです！ 業界物としての興味深さ、長い歴史を持つ将棋のロマン、そこに賭ける人々の情熱。 ところどころ首を傾げそうになるところもありましたが、そんなものをすっ飛ばす熱さがありました。 第一部は元々スマホアプリだったようです。 そこにＣＳ化で後日談的な第二部やコメディシナリオやボイスが追加された模様。 ＤＳ時代のような微妙なチープ感はアプリからの移植だったせいなのかな。 あと、第二部はＦＤ的な雰囲気が漂っていたのも、後から追加だったからか。 スマホアプリ版、スクショで見かけただけだけど絵とか全部塗り直ししたっぽくて歩未も長野もめちゃくちゃ良くなってました。 っていうか、調べたらスマホ版は将棋愛普及のために非営利で広告なしの無料配信だったとか。 凄いな！(今は配信終了) 個人的に女主人公で仲間に妙齢の男性がいれば恋愛展開も多少は期待するんですが、ほんのりとあります。 好きだって一度も言わないし、意識してるシーンも特にないから信頼関係プラスくらいの扱いだけど。 あとこのゲーム、仲間にアニオタの愉快なおじさん(ただし将棋の腕は九段)が出てくるんですが、この人が実在の棋士だと知ったときは目玉飛び出ましたｗ いいの？ 名人ってよっぽどの人だよね？ そんな扱いでいいのっ？ でも、めちゃくちゃいいキャラで長野の次に好きです、高橋 あ、主人公の歩未も可愛いし、ツッコミ気質のアグレッシブな子で気に入ってます。 っていうか、このゲームはキャラ割とみんな好きになってしまう。 シナリオの妙だな。 実際、嫌な奴だなーってキャラ多いんですよ。 でも、最後までやると皆それぞれの想いがあって愛しい。 みんな将棋に人生賭けてる！ 私は将棋に全く興味もないし知識もないんですが、それでも十二分に楽しめました。 将棋好きな人だったらもっと面白かったんだろうなー。 とりあえず、家にあるどうぶつ将棋やってみようかな、って程度には興味が湧きました！ (2020･05.06) ネタバレ感想 長野、すきだーーーーーー！(やっぱりそれしか言ってないｗ) 一部は普通に事件が面白かったです。 序盤に名人とＡＩが対決！勝ったらＡＩが名人位につく！！！！業界激震！！ってなるんですが、正直将棋に全く興味がないので「はあ、そうですか」みたいな感じでした。 二部まで終えた今は何となくその意味が分かった気がします。 多くの人が必死に目指した高みに突然ＡＩがつくってなったら確かに大事件です。 あとは演出も怖くて、黒地に赤字で出てくる脅迫がこわいこわい。 暴風雨の中で深夜の逃走劇とかこわいこわい。 あの辺はかなり引き込まれてました。 あと、犯人がわかった辺りも予想外すぎて。 叙述トリック的なアレでした。 すっかり騙されました。 そこからの長野くんがかっこよすぎて打ち震えた！ いつもへたれてたのに背水の陣で臨んだからなのか、強いし。 わざわざ来てくれた香蓮との対局も手に汗握ってみてしまいました。 長野君、勝ってよかった。 香蓮も好きだけど。 いい子だね、香蓮。 名人失踪の真相に関わるのは何十年も前の過去の対局。 今のように将棋連盟が確立する前。 真剣師という賭博将棋側がプロの棋士に入れてくれという。 各々代表を出して対局することに決まった。 プロ側が勝てば真剣師は将棋を一切捨てて生きること。 真剣師が勝てば彼らをプロに入れること。 結果はプロ側の勝ち。 しかし、その際に謎の「千里眼」というチートアイテム(？)が使われたという疑惑から真剣師側の子孫が真相を暴こうと起こした事(実際は当時の真剣師しょうきとその孫である主人公) そして実はプロ目前の棋士、香蓮も真剣師の孫の一人(主人公とはハトコ) 香蓮の祖父は誓約に基づき、将棋を一切捨てていた。 香蓮が将棋の道に進むには絶縁するしかなく、実際遠縁の養子になることでその道を目指した。 長らく会っていなかった祖父が余命幾許も無いという事で、現名人の翔田と会わせてあげたくて画策した事。 主人公は怨念に囚われた祖父に育てられ、犯罪に加担させられていたっていうね。 (会長昏倒させたり、深夜の逃走劇や襲撃を自演して書類を強奪) 小さい頃から飲んだり暴れたり、賭け将棋で捕まったりした祖父。 幼心に怖かっただろうし、それでも育ててもらった恩があって見捨てられない的な事を苦悩する主人公が語ってるんですが、いや、もう絶対刷り込みだよね。 他に頼る相手のない小さな子がそういう相手に育てられたら逆らえるようになるのは本当に大変。 なんかゆるゆるっとおじいさんはいい人になってましたね。 多分共に過ごした日々には愛情もあったんでしょうけど、割と虐待な気がしなくもない。 千里眼にまつわる話は歴史ロマンというかミステリーというかで興味深かったです。 長い歴史の中で研究されてきた将棋の手。 けれど、それらは既に江戸時代の天才たちのよって解析済みだった。 研究成果の棋譜見れば誰でも(ある程度以上の実力がある人に限るけど)天才並みの力が出せてしまう。 まさにチートレベルな代物。 それをインストールしたＡＩと人間の天才。 さあ、勝つのはどっちだ！！！！っていう。 第一部では千里飛燕(最強ＡＩ)を人間が下すというカタルシスある展開。 そして、ぎりぎりでプロを目指す長野にもまだ今後の対局によっては昇段の可能性があるという終わり方でした。 失踪してた翔田名人、めちゃくちゃイケメンだし、歩未にも優しいからこっちとロマンスが！？って思ってたらそんなことはなかったぜ！ むしろ二部でサイバーテレビのお姉さん(七澤さん)といい感じっぽかったけど、あの人一応表舞台から消えちゃうんだよね。 お姉さんとのロマンスどうなる！ で、二部。 25歳までにプロになれなければ退会という崖っぷちな二人(長野と香蓮)が挑む昇段を賭けた対局からスタート。 藤井七段的な天才少年や卑怯な女性棋士、杏樹登場！ 正直、またＡＩネタだし黒衣とかあんまり面白くなかった！！ 閉ざされた島で事件発生！ 囚われの主人公と七澤さん死亡疑惑の時は「おお！ついに殺人事件が起きた！！」ってめちゃくちゃ盛り上がったんですが、その後突然ＳＦファンタジー化して七澤さんそっくりのアンドロイド飛燕が電池切れしただけでしたーって種明かしで脱力。 まあ、アレだ。 長野君が助けに来てくれたから良かったって事で。 こちらは突然退会届をだした天才少年と「神隠し」の謎を追う話。 昔から有能な棋士がその才能を買われて政府要職につくため表舞台から姿を消す それこそが「神隠し」の正体だった。 天才少年、北条君もそういったスカウトに乗っただけだった。 実在の女流棋士香川さんが過去の事件を追う共犯者役になってるのか攻めてるなーって思いました。 実在の方なのに犯人側！ (名人を賭けた対局で何故か投了した祖父の真実を追っていた。実際は勝て対局だったが、スカウトに応じるために負けて表舞台から姿を消したとのこと。これはその時スカウトされた少年時代の翔田を守るためだったっぽい) そして、今回の北条くんを守るため翔田名人がスカウトに乗って消えることになるという。 主人公も長野くんも関係ない話なんで割と淡々と読んでしまったのですが、それなりには面白かったです。 最後、敵対ＡＩを倒すために飛燕が自己消去するシーンは登場人物の盛り上がりに反比例してプレイヤーは冷めてしまいましたが。 だめよ！！飛燕！！とか泣き叫ばれてもそこまで思い入れないなー。 綺麗なスチル付で雰囲気は良かったけど。 そんなこんなで事件は解決。 長野君は昇段確定ヤッター！と思いきや、何故か今期の不戦敗していた北条君が戻ってきて長野君は大ピンチ。 この辺りは胃が痛かったです。 ご都合主義で良かったじゃん！ 長野君、ちゃんと稼げるようになって主人公と添い遂げる気でいたじゃん！！！ でも、連れ戻したのは誰あろう、長野君自身。 ずっとプロになることを目指して努力してきた。 後がない崖っぷちの25歳。 でも、たなぼたでプロになるんじゃだめなんだ。 もうＡＩは棋士の上を行っている。 それでも将棋がプロとして成立するのはそこに棋士たちが全力で命がけで挑んでいるから！ その愛や情熱こそが人工知能を凌駕するもの。 だから、北条君と戦って勝たなきゃプロになれない。 北条君もまだ若いから来年でもいい！なんて甘い。 少しでも早く、若いうちに上に行ってもっともっと自分を磨かないと！ っていう、将棋に対する真摯な愛情が見せた長野君の覚悟にに泣きそうでした。 対局は何やってるかわけわからないけど、みんなの解説や長野君の独白も相まってめちゃくちゃ熱いんですよ！！ 天才少年に努力家の秀才は勝てるのか！ 勝てそう！？ いや、しかし！みたいなのの連続で。 結果は長野君の敗退。 尊敬する長野君に勝ってほしかった北条君。 だから、失踪するタイミングも長野君に有利になるようにしてた。 不戦敗のままでよかった。 来年プロになればよかった。 大好きな長野君を踏み越えてなんて行きたくなかった。 将棋の楽しさはみんなが教えてくれたけど、勝負の厳しさを教えてくれたのは長野さんだけって独白が切ない 大切な人の夢を奪う苦悩。 でも、それがなければプロとしては生きていけない。 知るべき覚悟。 長野君も長野君でずっと夢見たプロが潰えて、明らかに負けが見えた盤面を前にしても潔く綺麗に投了出来ない。 そうすべきだとわかっているのに出来ない。 そういう葛藤にものすごく抉られました。 しんどい 切ない 誰かの夢が叶う傍らで誰かの夢が潰えていく 長野君は敗退し、プロへの夢を諦めて奨励会を退会 しかし、その後の躍進で最後に新人王として師匠と公式戦で対局できるという終わりでした。 エピローグで本当は辛勝だったことなど歩未に弱音を吐く北条くんでしたが、その後微笑んで「でも、これからは皆が望む天才として涼やかにやりすごしてみせます」って言うのが格好良かった。 その皆の中には尊敬する恩人、長野君もきっと含まれている。 彼は彼でこれから天才としての苦労も増えていくことでしょう。 とても美しい話でした。 でも、どこまでもやるせない 主人公の前で号泣する長野君がもうひたすら切ない 胸が痛む 香蓮はプロへ 杏樹は最後の最後で矜持を見せて北条君に挑んだのでプロにはなれず。 長野君どうなるんだろう。 最後にサイバーテレビの蘇我さんがうちで解説者やる？的なフォローがあったのが救い。 だって、長野君職歴なしの25歳で、将棋一筋すぎて体力は女子以下、運転免許もないっていう結構きついステータスのお兄さんだからなあｗ まあ、就職は抜きにしても過去に蘇我さんは同じく三段で夢潰えた人だから、長野君の気持ちがわかるし話聞くよっていう。 いい人だ。 最初はやばい人だと思ってたけど、そんなことなかった。 将棋愛めっちゃ強い人だった。 っていうか登場人物みんな良すぎて語ると際限ないな。 香蓮もいい子だし、将棋愛の塊だし。 杏樹は嫌い。 主人公と長野君の関係を利用して一勝したから。 家庭環境とかその辺あっても同情しない！ (25まで奨励会にいられるのは裕福な家の人であって、２０そこそこでも自分は崖っぷちっていうのは切なかったな) でもたなぼたで不戦敗しないで最後の北条戦に挑んだあたりに将棋愛感じた。きらいになれない 来 年頑張って！！ 七澤さん なんかなー 突然アンドロイドとか出てきて脱力 翔田さんとのロマンスは成立するのかどうか 翔田名人 イケメン！ スカウトされて表舞台から消えちゃうっぽい 天才すぎて千里眼継承者にされた 将棋愛すごい人 将棋愛凄まじい人であり、幼い長野君に将棋の楽しさを教えた人でもある こう見ると常に次世代へ将棋が受け継がれてる話だよね 主人公といい感じになるかと思ったけどそんな事はなかった 森方九段 長野君の師匠 不愛想で無口なイケメンで、千里眼を継承してもらえなかったトラウマとかあった人(実はチートアイテム使わずに独自の道を究めてねっていう師匠からの愛だったけど) 将棋愛すごい人 将棋愛すごい人しかいないｗ そういえば、主人公の歩未が色々謎だったなー。 25歳。 祖父は賭け将棋で主人公を育てたってことなんだけど、どうなの？ 賃貸マンション一人暮らしで車持ち。 アニメＤＶＤ30本買ったり、普通にショッピング行ってたりスマホ持ってたりお金に困ってる描写皆無。 就職経験もなさげなのに！ おじいちゃん、どれだけ賭け将棋で稼いだの！？ それとも設定ガバガバなだけなの？ 突っ込んだら負けかな……。 あと、犯罪犯した主人公＆おじいちゃんサクっと許されすぎ！！ 一応、二部でも会長が時々根に持っててチクチク言ってくるのでそこは笑いましたがｗ おじいちゃんも二部で歩未と長野君を庇うことで多少贖罪してたけど。 しかし、おじいちゃんに認められ、応援され、歩未を託されたのに長野君、プロなれなかった(また泣く) さて、一応期待してた展開！ 歩未と長野君 なんか一部ラストでちょろっとありました。 歩未が買い物行ったら二人で楽しそうに買い物する長野君と香蓮を目撃。 よかったね、と笑いながらも悲し気な歩未。 その後、香蓮から指輪を渡される歩未。 実は一人で買いに行けないからと、対局前の香蓮に頼んで同行してもらったらしい。 え、へたれすぎない？ 渡すのくらい自分でやらないの？ で、二部ではさらっと付き合ってることになってた！ しかも皆の公認だった！ 将棋の腕はいまいちでも出世しなくても人柄はいいから、とか微妙なフォローをみんなからされてたｗｗ 時々二人で語らうシーンがあるんですが、好きだとか照れるとか一切なし。 信頼関係は十分に感じられましたが。 将棋一筋すぎて恋愛にうつつ抜かしてる暇は微塵もなさそうだもんなあ。 一応、ちゃんとプロになって稼げるようになって添い遂げたいっぽい長野君と、稼ぎなんてなくてもいいのになって思う歩未って感じですが。 歩未ちゃん、君は仕事してるのか？ 収入はどこからきてるのか？と歩未の生活も気になって仕方ない。 あと、どういう風に告白して付き合うことになったのか気になるー。 そこの辺ちょっとでも見たかったー！ たまには長野君照れてるところとか見たいぞーーーー！ でも好きになる過程的なのは割と書かれてた気がします。 一部で歩未を心配して雨の中駆けつけてくれる長野君。 おじいちゃんと対局するために駆けつけてくれる長野君(超かっこいいやつ！)。 友情プラスくらいだけど好意は十二分に感じられましたよね。 そりゃあ歩未も惚れるわ！ 主人公の明るさをありがたいと思いながらも、当たり前に感じて塩対応してた事を長野君が自覚するシーンもあったし。 この辺が好意の自覚でもあったのかな。 元々崖っぷちだったとはいえ、歩未のために夢を諦める覚悟もしたみたいだし。 どっちかっていうと、小さい頃の事しっかり覚えてたのは長野君の方ですよね。 歩未にボロ負けしなかったら本気で将棋に取り組まなかっただろうっていう。 二部でもあんまりドラマチックじゃなかったけど助けには来てくれたし(攻撃力とか女子以下だから頼りには全くならないけど) 一応常に心配はしてくれるし。 最後、泣く長野君をちゃんと歩未が支えてたのも良かったです。 どうか、二人が幸せになりますように！！ (元来明るい性格とはいえ両親なくてアレな祖父に育てられた歩未もそこそこしんどい人生だったと思う) いつか、二人の子供が将棋をやるようになったりしたらいいな プロ目指すかどうかは別として楽しめたらそれでいい 引退駒が使われる日が来るかも！ ……とか、思わないとやるせなすぎてやってられない(泣)

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