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	キャプテン・ラヴ 発売元 東芝EMI ハムスター(廉価版) 機種・その他 PS1 ドラマチックヒーローアドベンチャー 1999年3月11日発売 5800円(廉価版：1500円) 個人的評価 総合評価 ★★★ ギャグゲーと思いきや尖りに尖りきったADV。 っていうかマゾゲー シナリオ ★★★★ 面白いです。そして割と心が痛い展開が多いです。 グラフィック ★★ 割とクセのない絵柄。あとは古いのでシャギシャギ。 音楽 ★★★ 普通。OPのやたら耳に残る歌は良い。 ボイス ★★★ フルボイスとパートボイスの間くらい。皆上手いのにヒロインだけが精神力を削ってくるレベルで大根。 システム ★★ リアルタイムな論激バトルがウリ。セーブポイント多め。 スキップなし、CGモードあり。古いだけあってやや不便。 キャラクター ★★★★ ヒロインが極悪ですが、それ以外は皆魅力的です。 難易度 ★★★★★ クリア出来ませんでした。ヒロインが極悪。 脇カプ度 ☆ 無 備　考 主人公 声無し、顔なし、名前はプレイヤーが入力。 愛に不信感を抱いてラブラブ党に入っていたがヒロインとの出会いで真実の愛を貫くためにキャプテンラブになる。 永堀愛美 ヒロイン。顔はいいがワガママ。ラブラブ党党首の娘で主人公の恋人。声が棒。声：遠藤久美子 近藤香織 主人公とヒロインの共通の友人。気が強くてよく手が出るが良い子。CV小西寛子 嘉藤美智 大学の先輩。一見綺麗な女の人にしか見えない。穏やかで優しい性格。CV:宮崎一成 ここが○ シナリオが面白い ここが× ヒロインの声がつらい 古いのでシステムがつらい ストーリー紹介 主人公は大学生。 過去のトラウマから愛の共産化を謳うラブラブ党(恋人同士という一対一じゃなくて人類皆平等に愛せ的な)でエースとして活躍していたが ある日、不思議な少女愛美と出会い、恋をする。 彼女と付き合うようになったものの、なんと彼女の父はラブラブ党の総帥だった！ 二人の恋を阻止するために次々と送り込まれる刺客(って程でもないけど)。 主人公は映画オタクの友人からヒーロースーツを手渡され、それで素性を隠したまま 彼女のためにラブラブ党と戦う日々を送る！ 愛を語る言葉で敵を倒しながら！
	その他・感想 ストーリー紹介書いたはいいですが、さっぱりわかりませんね。 ほぼクリアした私もこのストーリーをどう説明すればいいかよくわかりません。 天下の東芝グループが何をとち狂ってこんな不思議なゲームを出したのやら、凄い謎です。 ヒーロースーツを着た主人公が言葉で敵を倒すとか・・・うーん。説明しにくい。 ちなみにゲームクリアの難易度は低いです。 各話に1回か2回、的との論激・・・口げんかがあるだけなので。 ただし、ゲームクリアのハードルは高いです。精神的に。 シナリオ えーと、前述の通りです。 口げんかで愛を説きながら彼女との愛を貫くゲームです。 あとマゾゲーです。 １話辺り1時間半〜2時間程度のストーリーが９章くらいまであるADVです。 ロードごとにOPムービーが流れる辺り、アニメっぽい雰囲気を意識したのかな。 内容を一言で言うと、各話ごとに主人公に惚れて迫ってくる女性たちをちぎっては投げちぎっては投げ、とにかく振りながら恋人である愛美への愛を貫くゲームって感じ。 そりゃちゃんと付き合ってる彼女がいるんだから、いくら他から迫られてもグラついちゃ駄目ですよね。 浮気男になっちまう！ …って思うでしょう？ 口げんかバトルは別として、各話の最終選択肢で愛美を選べばクリア出来ます。 難易度は高くありません。 ところが、クリアへのハードルは恐ろしく高いのです。 何故なら、ヒロインである愛美が全く！可愛くないから！！ 画面上に表示される彼女のグラフィックは比較的可愛い清楚なお嬢様なのですが、とにかく性格が悪い。 基本焼きもち妬いてるとかそんなんでジトーっとプレイヤーを睨みつける立ち絵ばかりが表示されます。 可愛くない！ 挙句に声がエンクミです。遠藤久美子です。 良く知りませんが当時のアイドルです。 ド下手です。棒です。大根です。加えてややハスキーな彼女の声が全く合っていません。 (ご本人的にも黒歴史だったのか、ポケモン映画で声をあてた時のインタビューで、声優初めてなので〜とかあって・・・嗚呼となった思い出。) 素性がばれないようにヒーローコスしながらラブラブ党と一生懸命戦っているのに、ヒロインはそのヒーローの正体を知らないので主人公の前でガンガンこきおろしてくれます。 もう、プレイヤーの精神をゴリゴリ削ってきます。 そこに現れる健気で一途で可愛い女の子たち。 皆、主人公を慕ってくれます。 それを！わざわざ！ 可愛くない恋人との関係維持のために振っていくのです。つらいー！ 何の苦行なの？！って気分になりながら進めていくという・・・娯楽として間違ってる！ まあ、そんなゲームです。 ちなみに誘惑に負けて彼女を振ればその章でゲームは終わりです。 真エンドでこそないものの、新しい彼女との恋を成就させてエンドロールが流れて終了。 もう、それでいいんじゃない？ってなる人がとても多いと思います。 ハイ、私です。 このサイトで取り上げるからには、ですが男キャラのシナリオで終わりました。 残り2章くらいでしょうが、クリアを捨てて、彼との人生で幕を下ろしました。 システム メモリーカード使用は１ブロック。 セーブ数は３ スキップモードなし、CGモードはあります。途中で見た４コマも見られます。 キャラクターはフルボイスではないのもの、割と話すのでパートボイスとも言い難い微妙な感じ。 セーブは任意の場所では出来ませんが、各話最大２時間くらいでチャプターが３０程あり、その都度セーブする事が出来るのでさほど問題は無いかと。 論激バトルというのをウリにしていますが、要は口げんかです。 敵がフルボイスで何か言ってくるのでそれに反論します。 制限時間内で最大４つまで徐々に選択肢が増えていき、その中から正解を選べば敵にダメージが与えられます。 ４回ほどダメージを与えれば勝ち。 負けてもその勝負からリトライ可能なのでそこまで難しくはありません。 ボイス飛ばせないのがやや邪魔ですが。 あとは時々普通の会話の選択肢も４択になります。 普通の４択と違ってノリノリで肯定、オドオドしながら肯定、ノリノリで否定、おどおどしながら否定、みたいな感じのグラフ的な中から選ぶんですが・・・わかりにくくてすみません。 グラフィック キャラデザは思ったよりクセがありません。 ゲームの表紙が黄色背景にヒーロースーツの男が立ってるだけだし、裏は裏でチープな昭和の怪人みたいなのしか載っていなくて恋愛ゲーなのかわかりにくい仕上がりですが。 開けてみればヒロインは可愛く、あて馬ヒロイン達も更に魅力的です。 OPムービーはコミカルな動きが楽しく、遠藤久美子が歌う曲に乗せてとても楽しい感じです。 これは好きで毎回流れるたびに見ちゃう。 作中でも変身シーンで光に包まれた主人公がヒーローに変わるムービーが頻繁に流れます。 このムービーも好き。 ムービーのナレーションが友人の杉江で「派手な変身ポーズに見えますが、実は今物陰で着替え中です。今しばらくお待ち下さぁ〜い」って言ってるんですよ。 単なるコスプレだなあって笑えます。 ゲーム中のグラフィックは何せ前世代機ですのでシャギシャギしててつらいですが、これは仕方ないのかもしれません。 あと無駄に動きます。 口げんか中の敵(海パンにマスクというアヤシイ出で立ち)が背中の筋肉をピクピク震わせたりするような無駄な所が動きます。 間違ってもヒロインの胸が揺れたりとかいう美味しい動き方はしません。 尖り過ぎや。 感想 このゲーム、真のEDに辿り着いていない私が書くのもなんですが、なかなか面白いです。 そして興味深いです。 上にも書きましたが、各章で女の子を最終的に振りさえすれば次の章へ進めます。 一応、恋人へ操をたてて、一切浮気しないような選択肢を選んでいくとちょっとしたオマケが見られるようですが、さして面白くもないので(ヒロインが捕われてる間、ラブラブ党の下っ端と過ごしたすごいどうでもいい話)口げんかバトル以外での選択肢はどれを選んでも自由です。 これがとっても面白い。 例えば、ヒロインへ操を立ててひたすら迫ってくる女の子達に冷たく当たって愛を貫くもヨシ。 もう女の子達への好意全開でいってヒロインをさっさと捨ててしまう流れにするもヨシ！ 女の子達へは好意全開でシナリオを進めるのに、最後の最後でヒロインへ戻っていく浮気者プレイもヨシ！ って感じなんですよ。 選択肢はその後の会話とかがちょろちょろ変わるだけで、どれを選んでも最後にどちらを選ぶのかという流れになっていく。 ストーリーそのものは変動しないんです。 でも、途中で沢山選択肢を選んでいるから。 プレイヤーごとにその話のイメージ、主人公のイメージが変わるんだろうなって気がします。 私はヒロインが苦手すぎて、基本他の子にフラフラするプレイだったので、余計に章を進めるために振るのがつらかったです。 ダメな男でごめんよ。 これが、ヒロイン一途プレイなら、彼女がいるって言ってるのに迫ってくる邪魔な女の子を振っただけだよ、っていう心痛まないプレイになったのかも。 ずっと前にパチパラってゲームの製作者の人が(キャラプテンラブとは関係ない方です)、話の流れは変わらなくても選べる事・・・例えば拒否したけどパチプロにさせられたっていうのと、拒否する選択肢すら出ないのは違う、的な事をインタビューで言ってて・・・そうだなって思いました。 キャプテンラヴもそんな感じ。 システムに書いた４択的な選択肢っていうのも、まさにソレですよね。 途中で女の子にキスをするっていう選択肢が出るんですよ。 もちろん、操立てプレイならしないを選べばいいんですが、しちゃった場合ね。 翌日、後悔してない？って聞かれるんです。それで 後悔してない！！ 後悔は・・・して、ないよ 後悔している！！ 後悔・・・してる、かも みたいな返答をするんですよ。 これだけでもプレイヤーが操る主人公の性格がプレイヤーごとに変わるのがわかるかと思います。 確かに、世の中全てがハイとイイエだけで選べないですもんね。 私はついつい優柔不断系の選択肢ばかり選んでしまいました。 だって好意を寄せてくれる子に冷たくなんかデキナイヨ！ ヒロインへの愛を貫く覚悟もないまま途中で男に走って終わりました・・・！？ ちなみに、こんなに女の子にモテモテな主人公が何が悲しくて男に走るのかという・・・その流れもうまいなーと思いました。 普通は走らないでしょうけど、それもアリだな、と思わせる流れ。 と、いうわけでバカゲーっぽいパッケージやよくわからないストーリーに騙されますがかなり面白いゲームです。 旧世代機のレトロゲーということでプレイまでのハードルも高そうですが、機会があればオススメ！ (２０１５．１０．１０記) ネタバレ感想 ネタバレいきまーす！ その前に１つ。 近藤可愛いよ、近藤！ 近藤はですね、主人公と愛美の共通の友人で気が強くて鉄拳制裁かましてくるけど元気で可愛い女の子です。 主人公の正体とかも知りつつ協力してくれるしね、良い子。 そんな彼女が主人公に惚れた６話はつらかった！ とにかくつらかった！ 健気に悩む近藤の可愛い事、可愛い事。 特に抱きしめられた時の赤面っぷりがめちゃくちゃ可愛い。 そして、愛美のためにきっちり身を引こうとするんですが・・・・.って話。 映画オタクの友人、杉江が主人公と近藤で映画を撮ろうとするんです。 題材もそのまま、彼女のいる男(主人公)を好きになっちゃった女の子とのラブストーリー。 主人公への想いを隠している近藤は演じるだけでも辛くてイライラするし、そこへやってきた愛美は自分も映画に出る(主人公の彼女役)と言い出すし・・・ですっかり修羅場に。 本当は近藤の想いを知らなかったのは主人公だけで、杉江も愛美もその想いにちゃんと答え(振られるとしても)を出すことが前に進む道だと思ってやったっぽいんですけどね。 あまりにも近藤を追い詰め過ぎたせいでキレた彼女が主人公がキャプテンラヴであることをバラし、愛美と主人公の仲も最悪な感じになってしまったり。 (ここで愛美がヒーロー嫌いのわけも語られますが。両親の離婚の際に、幼く、まだヒーローを信じていた愛美は必死に助けてと呼んだけど結局ヒーローは来なかった。ヒーローなんて口先だけだ、みたいな。) 恋を諦めようとして、心機一転バイトを新しく始めたのに、雨に降られて、可愛い着ぐるみバイトも上手くいかなくて、本当にどうしようもなくなって主人公の所に来た時の悲しげな会話がもう！ 切なくて！！ 恋を忘れるには好きになったのと同じだけの期間が必要だっていうけど、私いつからアンタを好きだったかなんて覚えてないよ。 卒業して、就職する頃には忘れられるのかな・・・みたいな！ 声優さんの演技も秀逸です(愛美と違ってね！) 彼女を放ってなんておけるわけがない！ おかげで６話だけ何度も周回する羽目になり(近藤を選んでしまって話が進まなかった)苦労しました。 でも、近藤とくっつくと愛美は杉江といい雰囲気らしくて、なんか愛美を見損なったなーとか思ってしまいました。 乗り換え早すぎ！ もう近藤と結婚するからいいよ！！！ 二人は一生ちょっとした痛みを抱えていくのかもしれないけど、それでも近藤を幸せにするからいいよ！！ 【完】 と、何度思ったか。 それでも趣味的に男シナリオまでは、と頑張りました。 が、この男シナリオがまた全方面にイタイんですよねー。 胃とか胸とかギリギリ痛みます。 凄い。 第７話の面白い所は、女性にモテモテの主人公が何でまた男に走るかなっていう。 ここで生きてくるのが上記の近藤シナリオ。 あと、この７話に入るには他のサブシナリオをクリア(女の子を振る)していることが必須なのです。 つまり、登場する女の子をここまで全て振りまくって・・・親友の近藤も傷つけ、恋人の愛美からはキャプテンラブである事で罵られ・・・もうヤメテ！主人公のＨＰはゼロよ！状態なのが７話冒頭。 更にこの７話冒頭でいままで彼女のためだけに頑張ってきたのに、しばらく頭を冷やしたいと連絡先も教えてくれずに冷たく去られてしまうのです。 もうどん底。 事実主人公のＭＰは限りなくゼロに近かったようで、今まで振った女の子達に罵られる悪夢にうなされる始末。 上手く夜も眠れず倒れた主人公を助けてくれたのが大学の先輩、嘉藤なのでした。 誰も彼もが冷たいし、杉江は映画のためにバイトして金を稼げしか言わないし、彼だけが主人公に優しく労わりの言葉をかけてくれる。 しかも、容姿だけならその辺の女の子よりも可愛いし。 まあ、つまり、何で男に走ったかっていうとどん底すぎて心折れちゃったって話ですよね。 この仕掛けってなかなか凄いなって思いました。 ここまで頑張ってきた主人公がたかだか可愛いだけの男なんかに落ちるわけは無いのですが、今まで振った女の子が代わる代わる出てきて罵られるってのはプレイヤー的にも十分ダメージでした。 妙な説得力がありますよね。 んで、嘉藤さんは元々ゲイ疑惑もあったようですが・・・結論としてはガチにホモで主人公に惚れているという。 一緒にバイトをし、ふざけ合い、倒れた時は助けてくれて・・・ある日彼の家に遊びに行くと・・・ベッドに横たわる裸(スチル的にはセミヌードみたいな)がどーんと出てきて選択肢が キスする キスしない の2択だったりするのです！？ 色々びっくり。 もちろん、しないも選べますが、そこを選ぶまでに何度か選択肢が繰り返されるので作り手からのキスしちまえよ！感が結構漂ってきますw それでキスした日にゃあ｢君の好きにしてくれてかまわない｣とか言われて、好きにする、しないの選択肢がまた！？ いや〜・・・ここでしないのもなんか悪いかなって好きにするを選んだら暗転しました！？ 男同士なのにヤッチャッター？ 更に翌日「昨日のこと、後悔してない？」とか聞かれるんですよ。 ここで4択なんですけどね。 その後、河原で押し倒されてキスしちゃうとかどうなの！？ しかも、その姿を写真に撮られて大学内にバラまかれるという安定の展開(まいたのは当然ながらラブラブ党) それでもう、大学の知り合いからホモなの？って聞かれたり、近藤からホモなの？って聞かれたり色々針のむしろ。 その度に４択で来るので、つい自身無さげに｢ホモじゃない・・・と思うよ｣とか答えてしまったチキンなのですが、いっそ開き直って堂々と「ホモだ！！」って叫んでみても良かったのかもしれません。 でも、周囲の目が怖いというかイタイというか、特に近藤にそれを言うのは申し訳なさすぎというか。 こうやってプレイヤーの感情が無駄にフラフラするのもこのゲームの面白い所です。 そんな主人公の惨状に気付いた嘉藤は友人(外見からわざわざムキムキのガチでホモな感じの人)を連れてきて皆の前で｢僕の恋人は彼だよ。だから主人公君はホモなんかじゃないよ。誤解しないでね。｣とか言うんですよ。 健気過ぎて痛々しい。 この後、愛美が来て嘉藤にちょっとしたイジワルをするんですが、その最中に落ちてきた鉄骨から主人公を庇って嘉藤は負傷。 嘉藤が病院に運ばれた後さっきのガチでホモなご友人から淡々と諭されるんですよ。 わかってると思うけど、恋人なんて嘘だから〜って。 でも、同性愛者であるとまわりから奇異の目で見られる。 僕らだって人間なんだから嬉しい事も悲しい事もちゃんとあるのにね。 彼は君にそんな想いをさせたくなかったんだよ、的な。 それで嘉藤との関係にケリをつける覚悟をした主人公は翌日彼のもとへ向かうんですが、当然の如く嘉藤は主人公に愛美は良い子だから彼女のもとへ戻れと言ってきます。 んで、素直に従って嘉藤と別れることにすると出口で引き留められるんですよ。 昨夜寝ないで考えてこれでいいってわかってるのに、実際に君の顔を見ていたらやっぱり諦められない。君のそばにいられるだけで良かった。何も望んでなかったはずなのに。 行かないで、って涙ながらに懇願される。 痛い。これはイタイ。 胸が痛い。 しかも1度やっちゃってる手前バツも悪い。 え？何？これ、振って大丈夫なの？振ったら泣き崩れるよね？ 首くくったり、手首切ったりしない？って不安になるレベル。 愛美は1度もそんな風に主人公を繋ぎとめようとしてくれ事ありませんからねー。 そして、主人公は嘉藤の手を取ってしまうのでした。 【完】 いや、本気でこの話だけは何度やってもクリア出来なくて。 多分目をつぶってボタン押せば行けるんですが、そこまでの気合もなく。 あと２話を残して私のキャプテンラブは完結しました。 エピローグもやや痛くて。 カップルの多い遊園地で思わず「腕組んでもいいかな？」って言った嘉藤のセリフを通りすがりの子供が聞いてしまって「ママー。あの人たち、男同士なのに腕組もうとか言ってるよ？」って。 母親も「しっ！見ちゃいけません！」みたいな。 やっぱり差別というか奇異の目で見られる日々なんだなあという痛さが残ります。 ＢＬ萌えとか言えそうもない。 真っ向から同性愛に切り込んだとまでは言いませんが、こんなギャグテイストのゲームでここまで重くするのか、って感じでした。 あ、一応言っておくと主人公が「気にする必要ないですよ」って腕を組むことにして嘉藤の笑顔で終わるんですが・・・それでも現実は厳しいなってのが残ります。 うーん、何だろう。 やっぱり愛美への愛を貫くのが真ＥＤなんだろうな。 本当はセミヌードで出てきた綺麗な男と暗転な展開に萌えたり笑ったりしたい所なんですが、なんかそういう感じでも無かったですねー。 そして、嘉藤先輩のその後が心配すぎてレビュー書く時の再プレイでも振ることが出来ずに3回先輩と暗転しました。 もういいや！！ とにかく異色で面白い尖ったゲームですよ。 普通のゲームに飽きたアナタにオススメ！！(？)

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