ブラックマトリクス２
BLACK/MATRIX 2
発売元 ＮＥＣインターチャネル
機種・その他 2002年３月２８日発売
6800円
ＰＳ２
キャラクターデザイン：つちやきょうこ
個人的評価
総合評価 ★★★ そこそこ楽しめます。ただし、親友は悲恋ＢＡＤのみだ！
シナリオ ★★★ なんだかイマイチ納得がいかない部分が多かったような。
グラフィック ★★ キャラデザは良いです。イベントグラフィックは綺麗ですが３Ｄポリゴンがひたすら微妙。
音楽 ★★★ まあ、普通？
ボイス ★★★★ 声がほぼない。
システム ★★★ 定番のＳＲＰＧ。これまたごく普通。
キャラクター ★★★ 親友がとても良い奴です。しかし、主人公がどうにも。
難易度 ★★★ アイテム大量に持っていけばラスボスもそこそこどうにかなります。
１プレイの時間は５，６時間。短め。
脇カプ度 ☆ 無
備　考
レイジ 主人公。魔王の実弟。究極のシスコン。
そしてゲーム開始時には記憶喪失。少々情けないタイプ。繊細なのか良く発狂する。
ギルヴァイス 主人公の幼馴染にして配下。イイ奴。
軽い言動のムードメーカー。
時々何か思い悩んでる様子なのは主人公への想いを募らせている模様。
ここが○ １プレイが短い。
２周目以降、お金などの一部のものが持ち越せる。
ここが× ＢＧＭ、世界観、等独特のダークでクールなイメージがやや崩れた。
親友ＥＤあんまりです！
ストーリー紹介
『人間』と『悪魔』と『天使』が住む世界。
主人公は魔王(主人公の実姉)の弟として暮らしていたが、ある日人間が魔界に侵攻してくる。
姉もろとも主人公も殺されるが、時を経て主人公のみ復活。
だが、何故か記憶の全てを失った主人公はわけもわからないまま
運命の波に翻弄されていく。













その他・感想

ひどい、ひどいとは噂に聞いてたが…
あんまりだ！！！！！！
・・・って気分になるゲームでした。

あ、プレイしたのがかれこれ10年くらい前で、その時のレビューを加筆修正していますので色々古いかと思います。スミマセン。
シナリオ

薄い！
前作のあのしょっぱなから畳みかけるような濃厚な世界観に比べるととても普通。
前作とのつながりもないようですし。
あと、主人公がシスコン。
システム

全体としてはそこそこ悪くはないと思います。
３Ｄになって戦闘の時の方向転換とかちょっと面倒になった感がありますが。
…別に敢えて３Ｄでなくても良かったような…。
戦闘はすごく難しいという事もなく、割と普通。
グラフィック

キャラデザはいいです。
前作がＳＳやＰＳだったのでそれに比べるともちろん立ち絵とか綺麗です。
３Ｄポリゴンは・・・まあ、微妙だ。
感想


キャラはＰＳ２になったクセにほとんど声ナシなど微妙感満載。
シナリオについてはちょっと納得できない場面もありました。

主人公がめちゃめちゃシスコンなのですが、そのお姉さんがイマイチ魅力に欠けるんですよ。
主人公のことをたいして大事にしてくれないし、実は色々なことの元凶だし。
主人公が姉ラブ！！と言えば言うほどプレイヤーとの間に温度差がうまれるよな気がしました。
もちろん、記憶喪失になったまま、主人公が姉のことを思い出さないルートもあるのですが…。
前作は主人公の事を世界でただ一人大切にしてくれた人が
そうして主人公を大切にしたが故に捕らわれの身になったというＯＰだったので
さほどの愛はなくても(笑)義理で助けに行く気分もわかったのですが…姉は…義理ないんだよなー。

そもそも主人公が一度死んだのだって姉のせいなワケで………。
姉…復活しなくていいから…そのまま眠ってて…
ネタバレ感想










で、問題の親友ＥＤですが…．
これのためだけに微妙と言われながらもプレイしたブラックマトリクス２です。


実は親友が主人公をものすごく好きだった、という事実がわかるEDです．
しかも、最後の最期なのですが、それを聞いちゃうとそれまでの彼のちょっとした行動の意味がわかって
ものすごく切ないです！！
だって、幼馴染の親友として普段何気ない態度で接してくれていて
主人公が姉ラブ！と叫んだり、他の女の子とくっついたりした時もいつも黙って傍にいて…、
一人、主人公の帰らぬ城を守り続けていた彼の事を思うと…もう…っ！もうッ！！

で、ナニがそんなに悲惨かと申しますとね…あ、超ネタバレですが
彼のＥＤルートってのは
主人公がとある女の子と恋人同士になったものの、その子が敵に殺され主人公は失意のどん底へ。
そんな主人公に優しく手を差し伸べる親友。
しかし、最愛の人を失って心が軋み始めた主人公は、人間を殺し、同朋を殺し…、
最後に、狂ってもなお主人公をずっと守ってきてくれた親友を………刺しちゃうんですよッ！！

｢気が…済んだか？俺はお前に殺されて…しあ・・わせ…｣
そして
｢…愛してるぜ…｣
という言葉を残して主人公の腕の中で息絶えるわけです。
がぁぁぁぁんッ！！

しかも、最期に彼が残した｢愛｣という言葉に反応して多分主人公は正気を取り戻すんじゃないかな、一瞬でも。
そういう終わり方でした。
主人公が泣いてるＣＧが入るんで。

そして更に普通にハッピーエンドだとスタッフロールに乗せて音楽が流れるのに、この場合はナシ。
音もなく、背景は無数の骨。
最期に悪魔の骨格をきっちりかたどった骸骨が…。
ねぇ？それって親友の骨？
それとも正気に戻って、最早生きていられなくなった主人公の変わり果てた姿？
どっちにしても…

暗い！！
暗すぎる！
あんまりだッ！！
私はＢＡＤＥＮＤって好きですよ。
でも、それはあくまで救いがある場合の話。
例えば１周目だと助けられないけれど２周目なら助かる、とか。
選択肢を間違わなければ助かる！！とか。
もう一度リベンジだぜ、と思うようなＢＡＤＥＮＤなら大歓迎ですとも、ええ！
でも、このゲームには主人公と親友の組み合わせではハッピーは有り得ません。
狂って親友をサックリ刺してＥＤです。
ひどい・・・。

親友が助かる(愛してるじゃなくてもいい、友情でいいから！)ＥＤ追加して
出しなおしてくれたら買うのに！！と当時ものすごく思ったものです。

前作だって移植版で仲間救済オマケつけたじゃないかー。


尚、プレイしたのは2003年でした。
その当時のメモがＰＣに残ってるってなかなか凄いなー。